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【VIVA LA PASTA】Vol.01 | パスタって、なんだ?

 今回からはじまったコラム「VIVA LA PASTA」。パスタ好きによるパスタ好きのための、パスタのお話をご紹介していきます。パスタ通の方々はもちろん、パスタビギナーのみなさんにもお楽しみいただければと思います。

さて、第1回目となる今回は「パスタの定義」について。イタリアではデュラム小麦のセモリナ粉を原料にすることが、パスタであることのルール。一方、JAS規格(日本農林規格)によると、日本ではセモリナ粉、デュラム小麦の普通小麦粉、強力小麦のファリナ、強力小麦の普通小麦粉が原料であることと決められています。つまり、イタリアとは、ちょっとルールが違うのです。
また、本場イタリアでは、パスタの種類はなんと1,000を超えるといわれています。イタリア料理が一般的になったため、日本でもいろいろなパスタを見ることが多くなりましたが、まだまだパスタは奥が深いということ。そして、またまた登場のJAS規格によると、マカロニ、スパゲッティ、バーミセリ(細いパスタ)、ヌードルという4つに分類されているこの品目は「パスタ類」ではなく、なんと「マカロニ類」。いつか「パスタ類」となる日が来ることを切に願う、パスタファンの筆者なのです。

JAS企画(日本農林規格)の「マカロニ類」の分類●マカロニ: 2.5mm以上の太さの管状又はその他の形状(棒状又は帯状のものを除く)に成形したもの
●スパゲッティ: 1.2mm以上の太さの棒状又は2.5mm未満の太さの管状に成形したもの。
●バーミセリ:1.2mm未満の太さの棒状に成型したもの。
●ヌードル:帯状に成型したもの。

いかがでしたでしょうか?まだまだ知らない種類やおいしさ、そして秘密がいっぱいの「パスタの世界」。次号以降もご紹介していくので、どうぞお楽しみに!

文:タカハシカツヤ