今回からはじまったコラム「VIVA LA PASTA」。パスタ好きによるパスタ好きのための、パスタのお話をご紹介していきます。パスタ通の方々はもちろん、パスタビギナーのみなさんにもお楽しみいただければと思います。
さて、第1回目となる今回は「パスタの定義」について。イタリアではデュラム小麦のセモリナ粉を原料にすることが、パスタであることのルール。一方、JAS規格(日本農林規格)によると、日本ではセモリナ粉、デュラム小麦の普通小麦粉、強力小麦のファリナ、強力小麦の普通小麦粉が原料であることと決められています。つまり、イタリアとは、ちょっとルールが違うのです。
また、本場イタリアでは、パスタの種類はなんと1,000を超えるといわれています。イタリア料理が一般的になったため、日本でもいろいろなパスタを見ることが多くなりましたが、まだまだパスタは奥が深いということ。そして、またまた登場のJAS規格によると、マカロニ、スパゲッティ、バーミセリ(細いパスタ)、ヌードルという4つに分類されているこの品目は「パスタ類」ではなく、なんと「マカロニ類」。いつか「パスタ類」となる日が来ることを切に願う、パスタファンの筆者なのです。
いかがでしたでしょうか?まだまだ知らない種類やおいしさ、そして秘密がいっぱいの「パスタの世界」。次号以降もご紹介していくので、どうぞお楽しみに!
文:タカハシカツヤ