イタリアの栗、マローネとカスターニャの違いとは?
イタリアの市場では旬の野菜・果物がいつでも手に入ります。
私の住むトリノの街で今から旬の野菜といえばTopinambur(トピナムブー)。和名はキクイモです。ピエモンテ州はイタリアのキクイモの主要な生産地なのです。
イヌリンが豊富で健康によい食品と日本でも話題のキクイモ。こちらでは、秋になると市場やスーパーマーケットで生のキクイモを購入することができます。
バーニャカウダにつける野菜の一つとしてや、牛乳で茹でてマッシュドポテトにして食べる事が多いです。生食でも美味しいので、薄く切ってサラダに入れたりもします。私は薄く切って揚げてチップスにしたり、きんぴらにするのが好きです。
秋の味覚といえば栗
栗にはcastagnaカスターニャとmarroneマローネがあります。
この違いがよくわからなくて、八百屋さんに聞いたところ「大きさの違いじゃない?大きいのがマローネ」というアバウトな答え。
大きいのがマローネ、小さくつぶれたのがカスターニャと説明でした。実は渋皮にも違いがあるので機会があれば比べてみてください。マローネの方が大きいのでちょっと値段が高いです。
イタリア語では−aで終わるのが果実の名前。−oで終わるのが木の名前という違いがあります。なのでCastagnaは栗の実で、Castagnoは栗の木。Arancia(オレンジ)とArancio(オレンジの木)となるんですよ。