白トリュフ三昧の日々を送りました
北イタリアの秋といえば、白トリュフ!
今年はアルバの白トリュフ祭に参加しトリュフ・ハント(狩り)に行っただけではなく、国際白トリュフオークションにも出席。さらに、東京の銀座ブルガリレストランで白トリュフ・オークションデイナーも開催しました。
まずはアルバの白トリュフ祭りへ
毎年恒例のアルバ白トリュフ祭り。今年は89年目で、10月5日から11月24日までの期間、開催されました。様々な業者がトリュフやピエモンテの名ワイン、ヘーゼルナッツなどを販売。さらにイタリア各地から集まったシェフがクッキングショーで腕を振るうなど、盛りだくさんのイベントです。
伝統的なイベントの中にもモダンさを感じたのは、例えば、偽物も多いと言われているトリュフに品質を証明する追跡番号のトラックングをつけたものが登場したところ。
今回は一度の食事の中で、いくつもの白トリュフを食べる機会もあり、毎回色も微妙に違うことを発見。木の種類によって白、ベージュっぽかったり、赤みがあったり。なんとも奥が深いです。
トリュフハンターに必要な二つの要素とは?
やはりどこでトリュフが採れるのかを見なくては! と言うことでトリュフハントにも行きました。このハンターさん達、ピエモンテに約5,000人いて、毎年10~12月しかできない仕事のため、副業としている方がほとんどのようです。
ハンティングに必要なものが2つあります。
ひとつめは、テストを受けて、毎年150ユーロ支払う事で手に入るトリュフハンターのID。
そしてふたつめは、なんといっても犬。トリュフ犬は小さい時から匂いを嗅がせてこの香りの物を持ってくるとご褒美を貰えるように訓練するのだとか。
キノコ科の白トリュフは養殖が出来ず、採取期間は数ヶ月と短いため、地元の人は白いダイヤモンドと呼びます。ダイヤモンド同様、白トリュフも大きく重いほど価値があります。
適度な温度と湿度のある夜に大きくなり、熟したところで香りを放つとか。その短期間に収穫しなければいけなく、それも他のハンターが来る前に採らなくてはなりません。
キノコ科のため、生えてくるところは毎年ほぼ同じようなので、ハンターはそれぞれ「秘密の場所」を持っていて、そこへ夜中に犬を連れていくのだそうです。
夜中、つまり真っ暗な中でハンティングするので犬は白いものが好まれます。また満月の夜は収穫しやすいことから、ちょうど熟される11月に満月が重なる夜が収穫日和。
今年は色々な要素が重なって白トリュフの当たり年だといわれています。去年は買えた値段では到底手の出ないものになっていました。
ハンティングの後はランチ! ハンターのおじさんに連れて行って頂いた地元のレストランでタラジェン(ピエモンテ語のタリヤトーレ)と言う生パスタを茹でてバターのみで和え、トリュフをたっぷりとかけて頂きました! パスタがシンプルな分、トリュフの芳醇な香りが体中に染みわたります。
世界遺産での国際オークションにも参加してきました
今年は更に国際オークションにも参加。ピエモンテにある世界遺産のグリンツァーネ・カヴール城で香港、シンガポール、モスクワと繋いだ盛大なイベントでした。有名なテレビ番組のプレゼンターや歌手が司会を務め、オペラの生演奏もあり、華やかな雰囲気がたっぷり。
オークション最後に登場したものは、なんと1,005gの白トリュフにトリプルマグナムのバローロなどを組み合わせたもの。落札価格はなんと1,400万円。ちなみに落札は香港からでした。
中世の衣装を絡った美女に運ばれるトリュフ。夢の世界ですね。
銀座のブルガリで贅沢ディナーを堪能
そんな体験を日本でも、と考えた私は銀座ブルガリの個室でトリュフ輸入業のリカルドさんとグルメアプリ/コミュニティのテリヤキにコラボレーションいただき、日本初のトリュフオークションデイナーを開催しました。
こちらで最大のものは460g。
参加者にはアルバから到着したばかりのトリュフを、ブルガリ イル リトランテのルカ・ファンティン・シェフのお料理にかけるという贅沢な体験をして頂きました。
アルバに行けばもちろんバローロのワインセラーや生産者も訪問。この地域に今年は数回行きましたが、この時季は紅葉して息を飲むほどの美しさでした。
トリノから50㎞ほどのところにあるアルバ。日本からはちょっと遠いですが、来てみる価値は多いにあります!
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