私の住むピエモンテ州はワインの名産地として有名です。特に有名なワインはしっかりした重い赤ワインのバローロ。
トリノ市内から車で1~2時間も走れば、葡萄畑の連なる丘陵地帯が広がります。
ここでは、ワインは生活の一部。
アルバのワイナリーのオーナーからは「ここにはワインとトリュフと美しい自然の風景がある。それ以上、人生に何を望むの?」なんて美しい質問をされ、普段あくせく働いている私は返事に困りました。
ピエモンテ州にはたくさんの個人ワイナリーがあります。
なので、ワイナリー巡りが趣味の人や、ドライブを兼ねてお気に入りのワイナリーへワインを買いに行くといった人がたくさんいます。
ワイナリーでは、お店で買うより断然お得にワインを購入できるのでまとめ買って帰るのですね。
大抵のワイナリーでは試飲も可能です(料金がかかります)。
試飲といっても紙コップでちょっと味見ということはなく。ガラスのワイングラスに1杯づつ、そのワイナリーのオリジルワインが提供されます。
ぶどうの品種、製造年、醸造方法の違いなどでかなりワインの個性が変わります。これは好き、好きじゃないなんて味見しながらワインを買うのも楽しいですよ。
ワインを飲み過ぎるのが怖いという人は全部飲まずに、口に含んで捨てるだけでももちろんOKです。
注意が必要なのは、ワイナリーがあるのは山の中という点です。
うねった山道の途中、車でないとたどり着けないところにワイナリーはあります。
自分で運転するのも楽しいのですが、試飲をしてしまうとどうしても帰りが飲酒運転になってしまいます。
ワイナリー巡りには、個人ツアーなどで運転手をつけることをオススメします。