FOOD

FOOD

東京駅に初の大型店!巨大テラス付きイタリアン「ブリアンツァ」

「誰しもが、どんな場面でも、日常的に、カジュアルに使えるレストラン」として、多くのゲストを温かく迎えてきたイタリアンレストラン「La Brianza (ラ・ブリアンツァ)」は、2003年に麻布十番で産声を上げて以来、一度足を運んだお客様に愛されるレストランとしてこれまで多くのファンの心を掴んできました。

オーナーシェフの奥野義幸氏が5店舗目として選んだのは、東京駅日本橋口。2021年7月21日に開業した常盤橋タワーの商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace (トウキョウ・トーチ・テラス)」の2階に、130席の規模を誇る「BRIANZA TOKYO(ブリアンツァ トウキョウ)」がオープンしました。

BRIANZA TOKYO(ブリアンツァ トウキョウ)

オーナーシェフ 奥野義幸氏が込めた「BRIANZA TOKYO」への思い

La Brianza (ラ・ブリアンツァ)オーナーシェフ 奥野義幸氏La Brianza (ラ・ブリアンツァ)オーナーシェフ 奥野義幸氏

新店舗「BRIANZA TOKYO」は、今までのブリアンツァとは一線を画した魅力に溢れています。また変化する社会の中で、DX化やSDGsにも取り組み、新たな挑戦をしているオーナーシェフである奥野義幸氏にインタビューしてみました。

―――「BRIANZA TOKYO」の出店経緯と狙いを教えてください

最初は三菱地所からお声がけをいただきました。場所を見て、丸の内や大手町といった国内屈指のビジネス街が隣接していることと東京駅が目の前という日本国内の拠点ということで、多くの方にブリアンツァを知っていただけるチャンスと思い、出店を決めました。新型コロナウイルスの影響を受け、オープンがだいぶ遅れましたが、このたびやっとオープンすることができました。

La Brianza (ラ・ブリアンツァ)オーナーシェフ 奥野義幸氏

―――「ファミリーレストラン2.0」を掲げていますが、具体的にはどのようなことでしょうか?

私が若い頃、ファミレスはとてもかっこいい場所でした。好きなものが食べられるし、デートもできるしファミリーでもいける。そんなかっこいいファミレスを再度作りたいと思い、「誰しもが、どんな場所でも、日常的に、カジュアルに通えるレストラン」の集大成を「ファミリーレストラン2.0」とし、生活様式や考え方が進化する中で、さまざまな企業、人、生産者と連動した、”未来型のファミリーレストラン”として位置付けています。

La Brianza (ラ・ブリアンツァ)オーナーシェフ 奥野義幸氏La Brianza (ラ・ブリアンツァ)オーナーシェフ 奥野義幸氏

―――「BRIANZA TOKYO」の特徴はどんなところでしょうか?

まずは、空間と立地です。天高4メートル、総面積350平米、席数も130席と今までのブリアンツァと比べてだいぶ大きな店舗になっています。テラス席は、冬はこたつになり、足から温まれるような快適さも追求しています。今はコロナで酒類提供が制限されていますが、ビジネスマンが仕事帰りに気軽に立ち寄れるバーカウンターも作りました。目の前が東京駅なので終電ギリギリまで飲んでいられます。

メニューは、従来のブリアンツァの料理以外に、ヴィーガンメニューやヨーグルトを使ったメニューを提供しています。私が今までに培ってきた素晴らしい仲間たちとのコラボレーションが実現したことで、料理、ドリンク、空間の新しいクリエイションを体験していただけたら嬉しいです。

最後はDX化への試みです。全テーブルにタッチパネル端末を設置することで、オーダー時の接触回数を減らすだけでなく、お客様が何をどれくらいオーダーしているのかがいつでも確認でき、注文や支払い時のミスが防げ、明朗会計が実現します。人件費削減と効率化によって、より質の高いサービスに注力したいと思っています。

東京駅を臨む巨大テラス

―――今までのお店と「BRIANZA TOKYO」の違いについて教えてください。

まずは、「ジョスパー チャコール オーブン」を導入したことです。視察でサンセバスチャンへ行った時、いろいろバールを回っていたのですが、お料理がみんな美味しかったのです。聞いてみると、どのバールも「ジョスパー チャコール オーブン」を使っている。このオーブンは、炭火を使うことで一気に高温になり火の入るスピードが圧倒的に早いので、調理時間が短縮になるだけでなく、とても美味しい料理ができるんです。炭を使うので香りも良いところが気に入り導入しました。

導入したジョスパー チャコール オーブン

また、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大で多くの人たちの価値観や食事のスタイルが変わり、より健康を意識するようになりました。そんなマインドに対応するために取り入れたのが、健康食品の代表的な食品でもあるヨーグルトです。水切りにしてフレッシュチーズのように使うのもいいし、ドレッシングやディップとして野菜や肉などと合わせることで、爽やかな酸味が素材の甘さを引き立てます。「これって体にいいんだよね」と、お客様自身が意識することも重要です。「BRIANZA TOKYO」でお食事をすることで、「何か」の気づきのきっかけが作れたら嬉しいです。

ヨーグルトを使った料理

―――仲間達とのコラボレーションで目指したことは?

各分野のプロフェッショナルである信頼できる仲間の力を借りることで、革新的で新しい取り組みに挑戦することができました。ヴィーガンメニューを導入したのもその一つです。「The Burn」の米澤文雄シェフにメニュー監修してもらいヴィーガンメニューを作ることで、健康はもとより地球環境にも寄与することをめざし、レストランでしか実現できない、ポジティブな循環のループと環境に優しい食体験価値を提供したいと思っています。

またカクテルやモクテルの監修は、「The SG Club」の後閑信吾氏が、心地よい音楽監修は、DJ Taro氏が担当することで、心地よいダイニングシーンを実現し、ここでしか体験できない、新しいクリエイションをめざしています。

店内に導入されたタッチパネル

―――海外展開の予定があると聞いていますが。

ロサンジェルスのノースハリウッドで、180席規模の東京イタリアンやサンタモニカのピッツェリアなど今後は海外の展開を控えています。日本と海外との行き来が多くなり忙しくなりますが、今から楽しみでなりません。

―――「BRIANZA TOKYO」の新たな顔になるのは?

今まで私を支えてきてくれたメンバーに加え、ドリンクも強化したかったので、力強いメンバーが加わってくれました。是非「BRIANZA TOKYO」で、快適な時間をおすごしください。

内野 拓  シェフ(写真右)
都内レストランで修行し、麻布十番「ジャニコロ」のシェフとして10年勤務後、六本木「La Brianza」にて、奥野氏のもとで修行ののち「BRIANZA TOKYO」シェフに就任 。

谷田 歩  バー責任者(写真左)
都内のレストランやBARで修行したのち丸の内テラスの「THE UPPER」にてBAR責任者として勤務。 書籍『SMITHBOOK』に自身のカクテルを掲載するなど志も高い。 現在は「BRIANZA TOKYO」バー責任者兼Brianzaグループのドリンクメニューを担当している。

太田和 勇樹 マネージャー(写真中央)
都内飲食店、レストランで料理人として修行した後友人の誘いで「麻布十番リストランテラ ブリアンツァ」にホールスタッフとして入社。 後に麻布十番「Brianza6.1」 、六本木「La Brianza」の立ち上げを経験し、日本橋「Focacceria la Brianza」に勤務。 現在「BRIANZATOKYO」マネージャーとして奮闘中。

BRIANZA TOKYO(ブリアンツァ トウキョウ)
営業時間 11:00〜23:00 ※政府からの営業自粛要請により変更の可能性あり
年中無休 ※施設に準ずる
03-6262-7862
東京都千代田区大手町2-6-4 常盤橋タワー 2F
http://la-brianza.com