ひとくちにイタリア料理と言っても各地方ごとの郷土料理の集合体で、例えばナポリのピッツァだったり、ミラノのオッソブーコだったり、フィレンツェのビステッカだったりとかね。
その土地の魅力と強くリンクしているというのがイタリア料理の特長なわけですから、日本でも”その土地らしさ”を味わえるところはテンションがあがります。
「心乃間間」は、阿蘇山を一望する大人しか入れない宿で、熊本の牛や野菜で作ったイタリアンのコースをディナーでいただけます。
ブロックの熊本牛が入ったボロネーゼはなんとも贅沢だったし、チーズフォンデュや魚料理に添えてあった地の野菜も力強く美味でした。
都会では味わえない雄大な自然との調和を愉しむ食時間。
朝起きて、阿蘇山を眺めながらラウンジでいただくコーヒーは格別でした。
なにより、イタリアンディナーをいただいた後に、そのまま露天風呂に入れるという究極の非日常。
何を食べるかということにこだわる人は多いですが、どこで食べるかにもこだわる大人は素敵だと思います。
旅館 心乃間間
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰5304-1
TEL. 0967-67-2411
http://konomama.jp/