「The Authentic Italian Table -イタリアを食べる日–」というオンラインイベントが、2020年9月に在日イタリア商工会議所によって開催されました。このオンラインイベントは、イタリア外務省から出資を受け、世界各国の在外イタリア商工会議所が中心となって実施している食のプロジェクト「TRUE ITALIAN TASTE」のプロモーションの一環です。
オンラインイベント一部として、「イタリアのフリフリ・ヴェネツィア・ジュリア州の郷土料理と食文化」を開催。PRアンバサダーの藤原しおり氏もゲストとして参加しました。
食のプロジェクト「TRUE ITALIAN TASTE」とは?
「TRUE ITALIAN TASTE」とは、正真正銘のイタリア料理、本物の Made in Italy の食品のブランド価値を高め、守ることを目的とし、世界各国の在外イタリア商工会議所が中心となって実施している食のプロジェクトです。現在世界中の市場には、実際にはイタリア料理として存在しないにも関わらず、イタリアの地名を使った名称、シンボル、画像、スローガンを利用して、イタリアを想起させる偽造食品であるItalian Sounding(イタリアンサウンディング)が多く出回っており、本来のイタリア産食品の市場を奪われるという問題が生じています。そんな問題を回避するため、世界各国の在外イタリア商工会議所がTRUE ITALIAN TASTEのプロジェクトを推進しています。
藤原しおりもゲストとして参加、「イタリアのフリフリ・ヴェネツィア・ジュリア州の郷土料理と食文化」とは?
「イタリアのフリフリ・ヴェネツィア・ジュリア州の郷土料理と食文化」は、イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の中心に位置するウディネにある Piazza Castello 、そして東京・在日イタリア商工会議所のオフィスから、二元ライブ中継で開催されました。
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の食文化の中心となるのは、ウーディネやトリエステです。ヴェネツィアや近隣のオーストリアなどの近隣国の食文化も混ざり合い共存しているのが特徴の一つです。オンラインイベントでは、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州を代表する2つの郷土料理「フリーコ」「チャルソンズ」をライブで調理するデモンストレーションが行われました。また、白ワインの聖地としても知られるフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州から、オレンジワインの発祥と言われるブランドグラヴネルについてもご紹介
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の郷土料理、「フリーコ」「チャルソンズ」のレシピ大公開
FRICO CON PATATE E CIPOLLA | じゃがいもと玉ねぎのフリーコ
玉ねぎ — 150g
蒸したじゃがいも — 600g
モンターズイオチーズ3ヶ月熟成 — 300g
モンターズイオチーズ6ヶ月熟成 — 200g
モンターズイオチーズ12ヶ月熟成 — 100g
エキストラバージンオリーブオイル — 10g
岩塩 — 4g
<作り方>
1 蒸したじゃがいもをマッシャーでマッシュポテトにする。
2 エキストラバージンオリーブオイルで玉ねぎを弱火で炒め、塩を加える。
3 玉ねぎに火が通ったら、潰したじゃがいもとモンターズイオチーズを合わせて形成する。
4 フライパンで焼く。この時余分な油分を吸い取り、何度も裏返して、金色のカリカリができるまで焼く。
CJARSONS ALLE ERBE | ハーブを詰めたチャルソンズ
詰め物
蒸したじゃがいも — 600g
フダンソウ — 200g
玉ねぎの葉 — 25g
バターで加熱したオレガノ — 25g
粉糖 — 10g
岩塩 — 10g
アプリコットのコンフィチュール — 4g
無農薬レモン — 皮1/2
新鮮なバター — 100g
レモンバーム — 50g
バターで加熱したマジョラム — 25g
バターで加熱した現地のハーブ — 25g
ラム酒 — 10g
シナモンパウダー — 2g
レーズン — 50g
パン粉 — 75g
生地材料:
蒸したじゃがいも — 300g
小麦粉00 — 250g
<作り方>
詰め物
1 蒸したじゃがいもをマッシャーでマッシュポテトにする。その後粗熱をとる。
2 ハーブを仕込む。マジョラム、オレガノ、現地のハーブ、玉ねぎの葉をバターで炒める。
3 フダンソウとレモンバームは塩水に漬けて色を抜く。
4 じゃがいもと合わせてミキサーにかける。
5 他の材料を合わせてよく混ぜる。
6 材料の香りが融合するように、少なくとも4時間休ませる。
生地材料
1 蒸したじゃがいもをマッシャーでマッシュポテトにする。その後粗熱をとる。
2 小麦粉と合わせる。
3 生地を薄く延ばし、直径8cmの円形に型抜く。
仕上げ
1 型抜いた生地の中に詰め物を入れて包む。
2 塩を入れたお湯で5分から7分茹でる。
在日イタリア商工会議所PRアンバサダー、藤原しおり氏コメント
オンラインイベントに関して、在日イタリア商工会議所PRアンバサダー、藤原しおり氏は次のようにコメントをしています。
「在日イタリア商工会議所・PR アンバサダーとして初めて参加するイベントでした。PR アンバサダーとしてイタリアの事をいろいろ学んでいきたいと思っています。今回のセミナーでは、オレンジワインを初めて試してみました。白ワインであるのに、見た目からブランデーのような濃い色であるオレンジワイン。初めて試すものであるが、全く香りも白ワインとは異なり、フルーティさとは相反する渋みを感じました。かつてイタリアに行ったことはあるが、来春以降にイタリアに留学を予定しているので、その際は、魅力的なフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州を訪れてみたいと思います。日本では本格的なイタリア料理を味わうことができる環境、正真正銘のイタリア料理の味をもっと増える傾向にあると思います。」
インスタグラムライブのお知らせ
在日イタリア商工会議所は10月21日(水)19:00から、PRアンバサダー藤原しおり氏と事務局長Davide Fantoni氏によるインスタライブ第2弾を開催!このライブは、在日イタリア商工会議所@iccjtokyoのアカウントから配信となります。インスタライブに参加したい方は@iccjtokyoフォローしてください!
テーマは、在日イタリア商工会議所主催、11月21日(土)と22日(日)に東京・表参道SIDEにて開催予定のItalia, amore mio!2020についてとなります。気になる方はぜひご覧になってください!