イタリアを代表するお酒のひとつ、グラッパ。ワインをつくるときに出るブドウの搾りかすを発酵、蒸留させて作るこのお酒は、イタリアでは食後酒として親しまれています。
今回は伝説のグラッパ職人と、彼が亡くなる年に仕込まれた「グラッパ パリエリーナ」についてご紹介します。
グラッパ職人のレジェンド、ロマーノ・レヴィ
伝説のグラッパ職人、ロマーノ・レヴィ氏をご存じでしょうか。ピエモンテ州ネイヴェにある両親から引き継いだ蒸留所で、亡くなる2008年までグラッパを作り続けていました。
彼のグラッパは直火蒸留という昔ながらの製法で作られているのが特徴です。この製法は温度調整が難しく、知識と経験を必要とします。そしてすべての工程は手作業で行われます。
そんな彼が、没年となる2008年に仕込んだヴィンテージ「グラッパ パリエリーナ 2008‐2015」が、Vino Hayashi(ヴィーノ ハヤシ)から日本限定ラベルで発売されました。
「パリエリーナ」は「麦わら色」という意味。その名の通り、木樽熟成によって淡い茶褐色をしています。7年間という長い熟成期間を経てリリースされたこのグラッパは、まろやかで奥行きのある味わい、落ち着いた印象ながらスケールを感じさせる、そんなグラッパになっています。そして今回発売される「グラッパ パリエリーナ」のラベルは日本限定です。
ロマーノ・レヴィ氏が亡くなった現在、彼の弟子のファブリツィオ・ソブレロ氏が蒸留方法を引き継ぎ、グラッパを作り続けています。
グラッパは売るためのものではなく、プレゼントするものだという考えを持っていたロマーノ氏。誰かに大切な人に、このグラッパをプレゼントするというのもまた一興かもしれません。
限定ラベル ロマーノ・レヴィ グラッパ パリエリーナ 2008‐2015 19,440 円(税込)
販売サイト: Vino Hayashi(ヴィーノ ハヤシ) http://store.vinohayashi.jp/products/detail367.html