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イタリア伝統のクリスマスケーキ「パネットーネ」を求めて

12月に入りイタリアもすっかりクリスマスモード。中世の名残りが残るトリノの街も鮮やかなイルミネーションやクリスマスツリーで彩られ、とても幻想的です。

クリスマスは、イタリアでは家族で過ごすとても重要な日。今回はイタリアのクリスマスに欠かせない、あの食べ物を求めて出かけました。

christmas cake

美しい広場を横切り向かったのは、クリスマス仕様に飾り付けられたトリノのお菓子屋さん。1800年代に創業し、当時貴族たちの社交の場でもあったとされる老舗です。木を基調としたお店の扉を開けると、蝶ネクタイを締めた店員さんとカウンター越しにカフェを飲む上品なご婦人達と目が合い、ボンジョルノと挨拶をかわします。

こじんまりとした店内、カラフルな洋菓子が宝石のように並ぶショーケースの後ろに、大きな焼き菓子が並んでいました。そう、お目当ての「パネットーネ」です。

パネットーネとパンドーロ、どちらがお好み?

christmas cake

イタリアで伝統的なクリスマスケーキに当たるものが、パネットーネとパンドーロ。クリスマスシーズンになると各家庭で食べられます。

パネットーネはミラノ発祥、ブリオッシュ生地にドライフルーツが練りこまれたフルーツケーキ。パンドーロはベローナ発祥の卵をたっぷりと使ったスポンジケーキのようなもの。どちらのケーキも、最近はチョコレートやピスタチオ味など種類も豊富。子供から大人まで幅広い層に愛されるイタリア伝統のクリスマス菓子です。

大きさが特徴のこの焼き菓子を、クリスマス期間にデザートや朝食として少しずついただきます。家庭内でパネットーネ派とパンドーロ派に分かれている場合は、両方揃えることもあるのだそう。わが家は、パネットーネを購入しました。

パネットーネと好相性の甘口ワイン、モスカート・ダスティ

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クリスマスディナーを締めくくるパネットーネ。紅茶やコーヒーと共にいただきたいところですが、ピエモンテ州では、好んで一緒に飲まれるワインがあります。それが「モスカート・ダスティ」。アスティ産のモスカート種100%で造られる微発泡、もしくは非発泡の甘口白ワインです。デザートやフルーツとの相性も良いですが、癖のあるチーズと合わせても美味しくいただけます。

贈り物としてもいただくことが多かったため、今年は初めて自ら購入したパネットーネ。帰宅して中身を見てみると、袋の中に入っていたのはなんと、パンドーロ!

チョコレートチップがたっぷり入って、ふんわりとした生地。とてもおいしそうなだけに、交換しようか迷ってしまいます。

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それでは皆さま、素敵なクリスマスをお過ごしください。

Buon Natale !

【初出:この記事は2017年12月7日、初公開されました@AGARU ITALIA】