私の住む北イタリアのトリノはチョコレートが有名な街です。そして、寒い時期のチョコレートといえば何と言ってもチョコラータカルダ(ホットチョコレート)。今回は美味しいチョコラーダカルダをご紹介します。
イタリアのバール(喫茶店)では夏にはアイスが、冬にはチョコラータカルダが店頭に現れます。バールのカウンター上でグルグル回るチョコラータカルダの機械を見ると、冬だなと思うほど。子どもも大好きなので必ず注文します。甘くて熱いので冬しか飲めない美味しさです。
チョコラータカルダとは?
ココアよりももっとチョコレートに近い濃い褐色で、クリームと呼べるようなとろみがあります。ゆるいクリーム状なので、飲むというよりはスプーンですくって食べます。
レシピを調べてみると、そのとろみの秘密はコーンスターチにありました。
家庭用のレシピを探してみると、イタリア流チョコラータカルダの作り方は以下の通り。
① チョコレート刻んで湯煎にかける。
② 小鍋にココア・砂糖・コーンスターチを混ぜる。
③ ②に牛乳を少しづつ入れてよく混ぜて伸ばす
④ ①と③を混ぜる
かなり手間がかかります。
出典:https://www.tavolartegusto.it/ricetta/cioccolata-calda-fatta-in-casa/
コーンスターチの代わりに片栗粉でもOKとあるのですが、どちらにしろ家庭でお店の味を再現するのはなかなか難しいです。ズボラな私は市販のチョコラータカルダの素を使うことが多いです。
トリノのおすすめチョコラータカルダ
パスティチェリア ギーゴ
トリノの老舗パスティチェリア。ここはもともとパンナ(生クリーム)が美味しいことでも有名です。チョコラータカルダを頼む時にはパンナも必ずつけてください。
https://www.pasticceriaghigo.it/IT/#
グイドゴッビーノ
チョコラテリア(チョコレート専門店)です。お店の外の席でチョコラータカルダを楽しむことができます。ここでは、クラシックなものだけでなく、ジャンドゥーヤ(ナッツのクリーム)、リクリッツァ(甘草、ちょっと薬っぽい味)、シナモンのフレーバーのチョコラータカルダが楽しめます。私のおすすめはジャンドゥーヤです。
https://www.guidogobino.it/en/
寒い季節にぴったりのドルチェです。冬の間にぜひお試しください!