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超レア!イタリア・ピエモンテ産最高級へーゼルナッツを栽培する農家『CASCINA BARROERO(バッロエロ)』

希少価値の高いイタリア産ヘーゼルナッツ

ヘーゼルナッツ

ヘーゼルナッツの世界最大の生産国はトルコで、全世界の70~75%のへーゼルナッツがトルコで生産されています。 そして実は、イタリアはトルコに次いで2番目に多い生産量を誇っていますが、イタリア国内での消費が多く、ヨーロッパ諸国への輸出も多い為、日本に輸入されるイタリア産へーゼルナッツは限られていて、非常に希少価値の高いものになっています。

今回、そんな希少価値の高いイタリア産のヘーゼルナッツを栽培するピエモンテ州の農家『CASCINA BARROERO(バッロエロ)』をご紹介します。

ワインと食の宝庫 ピエモンテ州ランゲで栽培をスタート

バッロエロの農園はイタリア北東部ピエモンテ州のランゲ・コルテミリアにあります。 この地には世界最高級として名高いイタリアワインのバローロ、白トリュフ・ドルチェットワインで有名なアルバ、ピエモンテ州・クーネオ県にはコムーネ(基礎自治体)があり、農作物の栽培に最適な石灰と粘土質の土壌が広がっています。 そしてこのエリアは最上級ヘーゼルナッツの生産地でもあります。

バッロエロ農園の外観イタリア・ピエモンテ州にあるバッロエロ農園

父親の跡を継ぎ、パティシエの道へ進んだバッロエロのオーナー、ステファノ。 しかし、パティシエの仕事をすればする程、 原料の品質の大切さを実感するようになったそうです。そして今からおよそ20年前、高品質の原料から最高級の製品を作る為に彼は自らヘーゼルナッツの栽培を始めました。

バッロエロのオーナー、ステファノヘーゼルナッツ農園『バッロエロ』のオーナー、ステファノ

バッロエロのヘーゼルナッツは、単に農作物として高品質なだけでなく、お菓子やチョコレート加工品の原料としても高品質であることを追求して栽培されたヘーゼルナッツです。

へーゼルナッツのペーストお菓子とも相性抜群のバッロエロのヘーゼルナッツ

栽培へのこだわり

まず、1番の栽培のこだわりは樹木の間隔を広くすることです。 樹木の間隔を狭く植樹することで収穫量は上がりますが、それぞれの木々に行き渡る養分は少なくなってしまいます。 土壌の養分を十分木々に行き渡らせる為に、バッロエロでは樹木の間隔を広くとって栽培。 このように植樹する事により、木々への日射量も増し、より栄養価の高い風味豊かなヘーゼルナッツを栽培する事ができます。

ヘーゼルナッツの花ヘーゼルナッツの花

2番目の栽培へのこだわりとして、バッロエロでは、害虫駆除の為に殺虫剤を使用しません。 害虫の発生源となる雑草や落ち葉などを徹底的に取り除く事で、害虫の発生自体を抑止。 害虫が発生した場合でも殺虫剤を使用せず、高温になる特殊なスプレーを木々に 噴霧する事で、熱で害虫を駆除しています

収穫へのこだわり

効率化を重要視する農場では、収穫時期になると特殊な大型機械でヘーゼルナッツの木をゆすり、実を木から落として収穫を行います。 しかし、その方法で収穫を行うと、全ての実を熟し切った状態で収穫する事ができないため、バッロエロでは収穫の際に、木をゆするといった方法を行わず、熟し切って自然と木から落ちた実だけを収穫します。

ヘーゼルナッツの花ヘーゼルナッツの花が落ちて、若い実が顔を出している

ヘーゼルナッツの実ヘーゼルナッツの実

1本の木でも実が熟して落ちる時期に差があるので、同じ樹木に対して何度も収穫の為に足を運びます。 その為、バッロエロでは収穫だけで1ヶ月もの時間を要します。 非常に手間のかかる収穫方法ですが、全ての実を完全に熟しきった状態で収穫できる唯一の方法として、バッロエロでは毎年この方法で収穫を行っているそうです。

こうして栽培、収穫されたバッロエロのヘーゼルナッツは、ピエモンテIGPとして高い評価をうけています。

IGPとはEU が規定した「地理的表示」の一つで、産地の地理的環境や風土に由来するすぐれた特質を有する産品のみが謳う事のできる呼称です。 バッロエロのヘーゼルナッツのピエモンテIGPは、正統なピエモンテ産ヘーゼルナッツの品質と味わいの証明なのです。

日本ではブルガリホテルやリストランテホンダなど、高級ホテルやレストランで使用されることが多い、バッロエロの最高級ヘーゼルナッツ。 希少価値の高い最高品質のイタリア・ピエモンテの味を、是非一度食してみたいものですね。

日本での輸入元はこちら:株式会社AUTENTICO

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