鮮やかな赤色が印象的な「カンパリ」。カンパリソーダやカンパリオレンジなど、定番カクテルにも多く使われるカンパリの名前は、誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。そんな日本でも有名なカンパリですが、実はイタリア・ミラノ生まれのリキュールということをご存じでしょうか?
イタリアでは食前酒の定番として愛飲されており、2010年にはカンパリ創設150周年を記念した美術館「ガレリア・カンパリ」がミラノにオープン、カンパリのリキュールを使ったカクテルはIBA(国際バーテンダー協会)の公式カクテルリストに認定されるなど、世界190カ国以上で愛されるリキュールとして確固たる地位を築いています。
今回は情熱の国イタリアで生まれ、世界を虜にする「カンパリ」の魅力に迫ります。
ミラノのバーで誕生したカンパリ
カンパリが誕生したのは1860年。創業者であるガスパーレ・カンパリ氏が、オリジナルリキュールを発明したのが始まりです。当初は「ビッテル・アルーソ・ドランティア/Bitter All’uso d’Hollandia(オランダ風苦味酒)」という名前で、常連客に提供されるようになりました。
その後、1867年にミラノに移り、ミラノのドゥオモ広場の一角に「カフェ・カンパリ」をオープン。ミラノを始め、カンパリはイタリア各地でその名を馳せるようになりました。
1904年、ガスパーレの息子、ダヴィデ・カンパリが家業を引継ぎ、1904年にミラノ近郊のセスト・サン・ジョバンニに大規模な工場を設立し、事業を拡大しました。1915年には、ミラノのドゥオモの近くにバー「カンパリーノ」をオープン。ミラノのシンボルとして、現在も営業を続けています。
赤い色と苦みが特徴的なカンパリ
カンパリの特徴といえば、まずはその鮮やかな「赤色」。宝石として例えられることもあり、目にも楽しいリキュールです。
そしてもう一つの特徴は、なんといってもその「苦み」。飲んだことがある人ならわかると思いますが、この独特の苦みが癖になるのです。苦みの理由は、原材料として使われているハーブやスパイスで、使われているハーブやスパイスは20種類とも、60種類とも言われていますが、その実態は公表されておらず、まさに秘密のレシピで作られています。
カンパリの飲み方
カンパリはストレートで飲むこともできますが、アルコール度数が25度と高めのため、通常は何かで割って飲んだり、カクテルのベースとして使われたりすることが多くあります。
カンパリ×ソーダのカンパリソーダ、カンパリ×グレープフルーツジュース×トニックウォーターのスプモーニのほか、ホットカクテルにもおすすめです。
そして特にオススメなのが、「ネグローニ」というカクテル。イタリアのフィレンツェの老舗リストランテ「カソーニ」の常連客だったカミーロ・ネグローニ伯爵が愛飲していた食前酒です。
IBA(国際バーテンダー協会)の公式カクテルリストにも登録されており、最も有名なイタリアン・カクテルとして世界中で広く知られています。
「カンパリ」「ベルモット ロッソ」「ジン」で作られる「ネグローニ」は、カンパリとスイートベルモットによるほろ苦さや甘い風味とハーブの香りに加え、ドライで奥深いジンが織りなす複雑な味わい。カクテルが誕生してから100年経った今でも、世界中で愛され続けるクラシックカクテルです。
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グラスに注ぐだけで楽しめる「カンパリ ネグローニ」が登場
「ネグローニ」を気軽に自宅で楽しみたい方に朗報!ネグローニのオリジナルレシピである「カンパリ」「ベルモット ロッソ」「ロンドン ドライジン」がパーフェクトなバランスで配合されたプリメイドカクテル「カンパリ ネグローニ」が登場しました。
「カンパリ ネグローニ」の愉しみ方はとてもシンプル。氷を入れたグラスに「カンパリ ネグローニ」を注ぎ、オレンジスライスを添えるだけで、本格的なカクテルの完成です。
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