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日本一のカンパリ・カクテルは? 「CAMPARI Bartender Competition Japan 2019 」チャンピオン決定!

カンパリとは?

イタリアを代表するリキュールカンパリ

苦味と甘味が交差する独特の味わいにファンも多い、イタリアを代表するリキュール「CAMPARI(カンパリ)」。
カンパリが誕生したのは、ミラノのドゥオーモ近くガレリアのバーでした。カンパリの創業者「ガスパーレ・カンパリ」が1860年頃にバーテンダーをしていた際に、オリジナルのリキュールを発明したのがその始まりです。ガスパーレ・カンパリは、ミラノを象徴するアーケード「ガレリア」の建築に合わせ、1864年にガレリア内に現在も存在するバー「カンパリーノ」と最初の“カンパリ”リキュールの製造工場をオープンさせます。

バーテンダー コンペティション ジャパン2019開幕

東京港区のイタリア大使館で開催されたCAMPARI Bartender Competition Japan 2019

そんなカンパリが主催するカクテルコンペティションの日本大会が、2019年11月27日(水)にイタリア大使館(東京・港区)で開催され、「Bar Vacanza(静岡県三島市)」の眞野貴代氏が日本チャンピオンに輝きました。チャンピオンは、2020年1月にイタリア・ミラノで開催予定のアジアファイナルへの出場資格を得たのです。

「カンパリ」を使用し世界でも人気の高いカクテルである「ネグローニ」を中心に派生したNegroni Familyカクテルからインスパイアされたオリジナルカクテル1種を披露するバーテンダー

決勝大会は、書類と動画選考にて選抜された6名のファイナリスト達による7分のオリジナルカクテル制作と英語でのプレゼンテーションが行われ、「カンパリ」を使用し世界でも人気の高いカクテルである「ネグローニ」を中心に派生したNegroni Familyカクテルからインスパイアされたオリジナルカクテル1種を披露しました。

コンペティション出場の6名とカンパリジャパンのみなさん、そしてジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使

コンペティション出場の6名と審査員のみなさん、前回大会優勝者、そしてジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使。
カンパリブランドの理解度、カクテルデザイン、ストーリー、プレゼンテーションスキルなど5つの項目の総合得点によって順位が決定され、今回優勝された眞野貴代氏には2020年1月にミラノで開催予定のアジア大会への出場資格の他、2020年CAMPARIアンバサダーとして、ゲストバーテンディングやセミナーなど、活躍の場を多岐に広げていく予定だといいます。

優勝に輝いた「Bar Vacanza(静岡県三島市)」の眞野貴代氏

優勝した眞野貴代氏のコメント

「昨年に引き続き2回目のチャレンジでしたが、地元静岡からも応援団が駆けつけてくれていたので、優勝出来て本当に嬉しいです。今まで自分をサポートしてくれたお客様や友人に心から感謝しています。イタリアに馴染みのあるハーブとカンパリで、日本の伝統的な和菓子である「桜餅」の味を表現した今回のカクテルは、日本の「おもてなし」の心を伝えるカクテルとして考案しました。来年は「東京2020オリンピック」もあり、たくさんの外国人の方が日本を訪れると思いますが、私はバーテンダーとして「Japan Taste」のカクテルで諸外国の皆様を「おもてなし」したいです」。

「Bar Vacanza(静岡県三島市)」の眞野貴代氏が作ったカクテルマーノエマーノ

「カクテル名である「Mano e Mano」(マーノ エ マーノ)はイタリア語で「手と手」という意味ですが、カクテルを通じて日本とイタリアが、日本と世界が「手と手」をつなげるような関係になればいいな、という思いを込めました。私の名前が「眞野(マノ)」なので、自分の名前がカクテル名として残ればいいという希望も込めています。1月のアジアファイナルに向けて、またしっかりと準備をして頑張りたいです!」。

「近年、世界的なカクテルブームの中で、今回の課題でもあるカクテル「ネグローニ」が『The 50 best-selling cocktails in the world 』※で4年連続2位にランクインするなど、世界での「カンパリ」の人気ぶりが伺えます。150年以上の歴史を持ち、世界中で愛されている「カンパリ」の価値を日本のお客様にも感じでいただく為に、今後も様々な提案をしていきます」とカンパリは締めくくりました。

カンパリを使ったカクテルの代表はネグローニやアメリカーノ

Negroni(ネグローニ)とは?

ネグローニとは、カンパリ、ベルモット、ドライ・ジンを合わせたカクテルの一種です。この世界的に人気のカクテル「ネグローニ」は、イタリア・フィレンツェにある老舗リストランテ「カソーニ」で誕生しました。1919年、同店の常連だったカミーロ・ネグローニ伯爵が愛飲していた「アメリカーノ」(当時、カンパリとベルモット、ソーダを材料としていたカクテル)に飽きたのか、ソーダの代わりにジンを入れてほしいとオーダーしました。美食家として高名であったネグローニ伯爵は、これを大変気に入ったことから誕生したといわれているのが、この「ネグローニ」です。その後、同店のバーテンダーがネグローニ伯爵の許可を得て、正式に「ネグローニ」と名付けられました。オービカ モッツァレラバー 六本木ヒルズ店でご用意する「ネグローニ」は、 ‟クアシーネグローニ”と称し、オリジナルのインフューズドジンとカンパリ、ベルモットにソーダを加えて飲みやすく仕上げています。

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