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イタリア初のクラフトビール「バラデン」が伊勢丹イタリア展にやってくる!

イタリア初のクラフトビール「バラデン」とは?

イタリアのお酒といえば、ワインに終始します。他のお酒ももちろんありますが、ワインほどの情熱を持って造られるものはないように思うでしょう。しかし、それは過去の話です。

素晴らしいビールがイタリアにもあるのです。その名は「BALADIN(バラデン)」。

イタリア初のクラフトビール「バラデン」

バラデンはイタリア初のクラフトビールだと言われます。このビールは1986年にピエモンテ州のワインの銘醸どころランゲ地区にある小さなピオッツ村のビアパブからはじまりました。このパブのオーナーであるテオ・ムッソは大のビール党であり、世界各国のビールを探し歩いては、自身のパブ「ル バラデン」で販売していましたが、それだけでは飽き足らず、1996年に同店でビールの醸造を始めるのです。

もちろん、パブの人気ビールは「バラデン」一色に。当然、供給量が足りなくなります。そこでテオの両親が経営していた養鶏場を醸造所にしました。パブと醸造所の距離は300mもありましたが、その間を地下パイプで繋ぎ、出来立てを味わうことも可能としたのです。

テオの造るビール「バラデン」は料理とのアッビナメント(相性)をも追及しました。すると、生産量はさらに増え、それにより醸造所も2600㎡と大きくなり、1万2000hℓを生産するほどになりました。これほど大きく成長したのであらば、たいていは安く大量にビールを作ることを考えることでしょう。しかし、テオはさらに本物のイタリアンビール造りへまい進します。

そのベースになるのが“農業”。ホップや大麦などビールの原材料の90%以上をバラデン自らイタリアで生産し始めるのです。2017年には醸造所の敷地は9000㎡となりました。その中には農家と消費者をつなぐオープンガーデンも設立。テオ自らも農作業を行っています。さらにテオの歩みは止まりません。地球環境保護の観点からバラデンの工場ではCO2の排出制限を行い、太陽電力での運営も始めました。

バラデンはホップや大麦などビールの原材料の90%以上を自らイタリアで生産

「バラデン」は個性豊かな点も魅力です。代表作は、原材料をイタリア産100%にこだわった「ナチオナーレ」。水、ホップ、モルト、酵母、スパイスすべてがイタリアのもので造られ、こだわり抜いた素材のシンプルな味わいが魅力。「イザック」はベルギーのブランシュタイプからインスピレーションを得て造られ、柑橘と酵母の香りが楽しめます。「ロックンロール」はホップの強い苦味とスパイシーで勢いのある味わいのアメリカンペールエールタイプなどなどバラエティ豊富。

バラデンの味わいのバラエティを豊富

バラデンを造ったテオが伊勢丹新宿店にやってくる

さらに、伊勢丹新宿店で9月18日(水)から開催される「イタリア展」にテオ・ムッソがやってきます。日本で「バラデン」の魅力を直接語りたい、とは本人の弁。昨年リリースされた日本の醤油発酵用大桶で熟成させたビール「シャオユ キオケ」を紹介しつつ、そのビール誕生の立役者であるヤマロク醤油代表の山本康夫氏との関係に耳を傾けたい。テオ・ムッソ来場予定は9月18日(水)〜20日(金)各日13時~18時(※来場スケジュールは変更になる場合があります)

「シャオユ キオケ」は醤油の発酵に使われる木桶を使用して18ヶ月間熟成させたビール

「シャオユ キオケ」は醤油の発酵に使われる木桶を使用して18ヶ月間熟成させたビールで、その木桶は小豆島の醤油メーカー「ヤマロク醤油」から譲り受けた新桶。キャラメルやスパイスなどが強く感じられる味わいで、泡や炭酸も一切入っていないユニークな仕上がりです。ウイスキーなどのハードリカー感覚で飲め、チョコレートやドライフルーツと好相性。5,184円(500mℓ)限定数40本。

イタリア展2019

イベント情報はコチラ
伊勢丹新宿店本館6階
PART1:9月18日(水)〜23日(月・祝)最終日午後6時終了
PART2:9月25日(水)〜30日(月)最終日午後6時終了
※テオ・ムッソ氏来場予定は9月18日(水)〜20日(金)各日13時~18時(来場スケジュールは変更になる場合があります)
東京都新宿区新宿3-14-1
Tel.03-3352-1111

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