イタリア人家族の写真
FEATURE
FOOD 28 May 2021

料理上手なイタリアのマンマ直伝!ホームパーティーでつくりたいイタリアン6品レシピ


イタリア人の日曜日の過ごし方といえば、マンマ(お母さん)が自慢の料理を家族にふるまい、長い時間かけてゆっくり手料理を楽しむランチ会が一般的です。

今回お邪魔させてもらったのは、トスカーナ州フィレンツェ近郊に住む料理上手なマリアンジェラさんと、その長女で3児のマンマのアリアンナさん親子が開いた家族ランチ。

料理をするイタリア人女性

イタリアの一般的なランチは、レストランでも家庭でも「前菜、プリモ(パスタやリゾット)、セコンド(お肉や魚料理)」という順で提供され、マリアンジェラさん親子も普段はその形式で進めますが、この日はプリモを外して沢山の種類の前菜・オードブルとセコンドの肉料理というメニューにしました。

「日本では少しづつ色んな料理を一度に並べるって聞いたけど、今日はちょっと日本の食卓みたいでしょ?」と、アリアンナさん。

料理を嬉しそうに眺めるイタリア人の少年

お手軽で簡単、もちろん美味しい!イタリアのマンマたちの直伝レシピ

この日ずらっとテーブルに並んだオードブルの数々は、手軽に作れるものも多く、ホームパーティーメニューの参考になるものばかり。料理好きなマンマたち直伝のイタリアンを、レシピ付きでご紹介します。材料の分量はイタリアのマンマの場合「ほとんど経験から来る目分量よ」とのことで、お好みで調整してみてください。

●ラムとオリーブのオーブン焼き

ラムとオリーブのオーブン焼き

<材料>
ラム(羊)肩肉 1つ
緑色のオリーブ 200グラム
玉ねぎ 2つ
人参小ぶり 3本
セロリ 1本
ニンニク 一片
ローリエの葉 2~3枚
タイム 2〜3束
エキストラヴァージンオリーブオイル

こしょう

材料

作り方

①ラムの肩肉は料理紐で縛ってひとかたまりにしておく。耐熱トレーに入れ、塩、こしょう、オリーブオイルをかける。

料理を作るイタリアンマンマ

②180度に予熱しておいたオーブンにラムだけ入れて、表面がこんがり茶色くなるまで焼く

オーブンにラムを入れる

③表面がこんがり焼けて茶色くなったら、一度オーブンから取り出し、みじん切りにしたセロリ、人参、玉ねぎ、タイム、ローリエ、皮を剥いたニンニクをトレイに入れて、再び180度のオーブンへ入れて45分焼く。

オーブンから取り出したラム肉

④45分後、一度トレイをオーブンから取り出し、オリーブオイルをトレイに入れて、さらに15分オーブンで焼く。

再度オーブンに入れたラム肉

⑤オーブンからトレイを取り出し、15分ほど休ませてからラムを切り分ける。

●カタクチイワシの酢漬け

カタクチイワシの酢漬け

<材料>
カタクチイワシ

エキストラバージンオリーブオイル
イタリアンパセリ
レモンの皮(表面の黄色い部分)

こしょう

作り方

①イワシは開いて、内臓を取って洗っておく。
②5センチ以上の深さのある器に、開いたイワシの皮側を上にして並べ、イワシがすべて浸るくらいまで酢を入れる。このまま20〜30分ほど置いておく。
③酢を全て捨てる。
④刻んだイタリアンパセリ、削ったレモンの皮、塩、こしょうをかけ、全体が浸る程度までオリーブオイルをかける。
⑤数日は日持ちするが、昼に作って夜に食べるのが理想の食べ頃。

●グリル野菜のエスカベッシュ

グリル野菜のエスカベッシュ

<今回使った野菜>
ズッキーニ、パプリカ、ナス(他の野菜でも代用可能)それぞれ500g程度
<共通の材料(各500gごとに)>
エキストラヴァージンオリーブオイル70 cc
酢(ワインビネガーやリンゴ酢など)40cc
ニンニク2片

イタリアンパセリ・バジリコ・ミント
※イタリアンパセリ、バジリコ、ミントは細かく刻んでおく。このうち一つでもOK。

作り方

①それぞれの野菜を薄切りにする。
②薄切りの野菜をじっくり焼く。野菜によって焼き時間は異なるが、野菜にしっかり火が通るまで焼く。焦げすぎに注意。ナスは焼いた後、皮をはがす(焼き時間目安:ズッキーニ約5分、パプリカとナス約20分)
③蓋のついた高さのある容器にグリルした野菜を入れ、共通の材料をすべて入れて混ぜ合わせる。冷蔵庫で一晩冷やして翌日以降に食べる。

●玉ねぎのバルサミコ酢炒め

玉ねぎのバルサミコ酢炒め

<材料>
玉ねぎ
オリーブオイル

バルサミコ酢

作り方

①玉ねぎを食べやすい一口大の大きさに切る。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、玉ねぎを炒める。
③塩を入れ、バルサミコ酢を全体に2まわりほどかけてさらに炒める。
④玉ねぎにしっかり火が通ってしんなりしたら、最後にバルサミコ酢をもう1まわりかける。

●海老のパンチェッタ巻き

海老のパンチェッタ巻き

<材料>
海老
パンチェッタ(ベーコン)

作り方

①殻を剥いた海老にパンチェッタを巻き付けて、グリルで焼く。

●ドライトマトのクリームチーズあえ

ドライトマトのクリームチーズあえ

<材料>
オイル漬けのドライトマト
クリームチーズ
エンダイブ(チコリやレタスでもOK)
小ねぎ

作り方

①ドライトマトを細かく刻んで、クリームチーズとよく混ぜ合わせる。
②エンダイブに①を盛り付け、上から刻み小ねぎをふりかける。

コロナ禍、ロックダウン・・・子育てと仕事の両立の要は「家族の助け合い」

この日は、長かった外出規制が大幅に緩まった日曜日。7歳、4歳、3歳の3人の男の子の母であるアリアンナさんはロックダウンの日々を「ずっと家にこのわんぱくでにぎやかな子どもたちがいたので、それはもう大変でした!普段は3人とも保育園や小学校に通っていますが、ロックダウン中はリモート学習になりましたので。」と振り返ります。

ロックダウンについて語るイタリアンマンマ

両親とともに雑貨店を家族経営しているアリアンナさんは、両親と協力し合いながら育児と仕事を両立させています。「両親の家には大きな庭があるので、子どもたちをここへ連れてきてよく遊ばせます。子どもたちの世話で手が離せない時は、母が買い物を手伝ってくれますし、おいしい手料理も作って、なにかと協力してくれます。ロックダウン中に両親は庭に畑を作ったのですが、新鮮な野菜をくれるのでとても助かっています。」

食卓を囲むイタリア人家族

まだコロナ禍は続いていますが、こうして家族団らんで食事を楽しむことはイタリア人たちにとってなによりの息抜きになります。美味しいマンマの手料理を楽しんでいる間は、コロナのことを忘れられるひととき。イタリアの家族の絆というのはマンマの手料理で強く結ばれているなと、彼らのランチ会を見てつくづく感じました。イタリア人たちが困難なコロナ禍を乗り越える原動力は、やっぱりマンマの手料理!

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WRITER PROFILE
小林 真子 Mako Kobayashi

フィレンツェ在住。元静岡朝日テレビ報道記者。2012年よりフィレンツェ在局FMラジオ番組レギュラー出演。イタリアの労働ビザを取得し、イタリア製アイテムのオンラインショップ「AmicaMako(アミーカ・マコ)」を経営。「FIATマガジンCiao!」「週刊新潮」等でイタリア関連の記事やコラムを執筆。 ●ブログ https://www.blog.amicamako.com/ ●FACEBOOK https://www.facebook.com/amicamako/ ●INSTAGRAM https://www.instagram.com/makokobayashi_firenze/ https://www.instagram.com/amicamako_onlineshop/