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フィレンツェを訪れたらぜひ食べたい! 「ビステッカの女王」という名のリストランテ

ボリュームたっぷりのTボーンステーキをいただく

ビステッカとはイタリア語でステーキのことです。とくにフィレンツェのビステッカは有名で、ボリュームたっぷりのTボーンステーキが切り分けられ、テーブルにどんと供された瞬間は、「こんなに食べられない」となるのですが、気が付くと皿は空っぽに、ということがよくあります。日本やアメリカの牛肉に比べ、さっぱりした味わいだからたくさん食べられるのでしょう。

そんなビステッカを食べるのに最適なお店、ビステッカの女王を意味する、「Regina Bistecca(レジーナ ビステッカ)」をご紹介します。

同店はもともと書店でした。書架と思わしき棚にワインがずらりと並びます。

ワインを選んだら、ビステッカを引き立てる前菜、ブルスケッタや生ハムをオーダーしましょう。

そして、ミディアムレアに炭火で焼き上げた大量のビステッカが運ばれてきました!
最高に美味しいお肉を素敵なリストランテで食べる瞬間はまさに至福のひと時。

付け合わせとともに、あっという間に口の中で溶けていくビステッカ。

お腹も満たされ、ふと店内を見渡すと、何と日本のアニメのフィギア達がディスプレイされているではありませんか。

最後に、ティラミスやチョコレートで素敵なデザートタイムを迎えることでしょう。

Regina Bistecca(レジーナ ビステッカ)
住所:Via Ricasoli n. 14r – 50122 Firenze Italia
http://www.reginabistecca.com/

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CULTURE

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日本でも人気のイタリア老舗ブランド「フルラ」でヴェンキのチョコレートが楽しめる!

創業91年を迎えるボローニャ発の老舗ブランド「フルラ」

1927年にイタリア ボローニャで創設以来、クラフトマンシップの伝統を受け継ぎながら革新的なデザインを提案し続けている「FURLA(フルラ)」。
そんなフルラは、2020年春夏コレクションのローンチを記念し、期間限定でチョコレートサービスを実施。フルラから日ごろの感謝の気持ちを込めて、一部店舗限定で開催されるスペシャルイベントです。

イタリアの伝統的なチョコレート「Venchi」とのコラボレーション

フルラの2020年春夏コレクション

ヴェンキのジャンユイドット

Venchi(ヴェンキ)についてはこちら

<神戸店>
・VENCHIチョコレートのサービス
対象期間:2020年2月8日(土)~2020年2月9日(日) 13:00~17:00
店舗情報:兵庫県神戸市中央区元町通 1-2-18
電話番号:078-327-7230
<ハービスPLAZA ENT店>
・VENCHIチョコレートのサービス
対象期間:2020年2月8日(土)~2020年2月9日(日) 13:00~17:00
店舗情報:大阪府大阪市北区梅田 2-2-22 ハービスPLAZA ENT B2F
電話番号:06-6346-7077
<横浜ランドマーク店>
・VENCHIチョコレートのサービス
対象期間:2020年2月8日(土)~2020年2月9日(日) 13:00~17:00
店舗情報:神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1 ランドマークプラザ 3F
電話番号:045-222-5337

当日はヴェンキのチョコレートや、その他ホットチョコレート、コーヒーなどが楽しめます。
この機会に、店頭にてゆっくり春の新作をご覧になってみてはいかがでしょうか。

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イタリアの野草にまつわる風習を伝承する野草の巫女、マリアソニア・バルドーニさんを訪ねて

イタリア生活20年、最も魅力を感じる野草文化

皆さん、こんにちは。
突然ですが、今年の夏は著者がイタリアに渡り20年目を迎えます!
ほぼ人生の半分をイタリアで過ごしてきて、沢山のことを学び、アートの世界で仕事をし、食文化の魅力に目覚め、こうして稚拙ながら皆さんにイタリアのコアな魅力を伝える記事なども書かせていただいている訳です。が、私なりにじっと20年にわたってこの国を見つめてきて、探し出した沢山の素敵なこと。そのひとつは、やはり芸術文化と食文化との繋がりにあります。

芸術の中の食、食の中の芸術……それぞれのテーマはイタリアの魅力を現す最良のキーワードであり、それらは郷土文化や工芸文化にも繋がり、文化や歴史そのものが塊となっていることを実感できる国イタリア。
そんな文化の中でもここ数年強い魅力を感じているのが、イタリアの野草文化にあります。

イタリアの山ではたくさんの野草が採れる

春の醍醐味、野草摘み。籠が野の恵みでいっぱいになる
これはオシャレなハーバルライフを送りましょう、といった近代ライフスタイル提案の類ではなく、長い歴史の中で生活に密接に関わってきた生活の知恵の一部であり、神話や信仰にも関わってくる、ぐっと掘り下げてみるととても価値のある興味深い文化なのです。

野草食から見たイタリアとは?

著者がイタリアで田舎暮らしを始めて驚いたことのひとつが、田舎のおばあちゃんたちが四季を通して野に出て摘み菜をしていること。特に早春の野には、やわらかい若葉があちらこちらに生え、いろいろな種類の野草が郷土料理の中に生きています。

女性たちは野草を採り、それを料理に生かす

今でも農家の庭先では、摘んだ野草を家族で処理する姿がちらほらと見られる
日本と同じく、野草を食べるという習慣は、冬野菜が終わり、夏野菜が出始める前の春先の季節、採れる野菜が少ない時期を健康に乗り越えるためにあります。春の訪れとともに生えてくる生命力いっぱいの野草は栄養補給となるのです。それに加えて、大家族の多かった昔の農家では、家族をおなかいっぱいにするべく、お母さんやおばあちゃんはせっせと春になると野に摘み菜に出ていたのです。そんな風習は現代の飽食化された食文化の中では一度は価値が薄れてしまいました。が、嬉しいことに近年は少しずつその良さは見直されてきています。

野草を練りこんだパスタ、タリアテッレ

伝統的な野草料理である、ネトルを練り込んだタリアテッレ。野草の香りを楽しめる一品
 
著者もそんなイタリアの摘み菜人の一人です。親戚や近所のおばあちゃんから植物学者、食文化の歴史家など、いろいろな方からおいしい野草、調理法、歴史、正しい摘み方などを教わり、もう15年ほどこの世界に魅了され続けています。

私の住むマルケ州には、そんな野草文化を色々な視点から伝承している女性がいます。
彼女の名前は、マリアソニア・バルドー二。彼女との出会いから、どんな活動とワークショップを開催されているのか、その様子をご紹介しましょう。

シッビリーニ山の麓の自然に生きる野草の巫女

長い間野草を通じて様々な文化を伝承するマリアソニア
マルケ州南部にそびえるシッビリー二山。この山の麓にある小さな村アマンドラに“野草の家”という野草文化のネットワークを作り、イタリア全国で活動しているのが、マリアソニア・バルドー二。彼女の活動は食用にできる野草を見分けるためのワークショップのみならず、薬草やハーブにまつわる古い風習や伝承などを絡めた内容の、とても興味深いもの。食用、薬用に加え、魔除けなど実用面だけではなく歴史の中での野草、ハーブ全般の利用法をユニークなワークショップで紹介しているのです。

食用野草を参加者と一緒に野に出て摘み、それで料理をしたり、ハーブや薬草に縁のある風習や儀式を紹介したり、ワークショップが開かれる土地の聖人や聖女に縁のある植物を紹介したり……それはそれはバラエティーに溢れているのです。植物やそれにまつわる風習、儀式などに精通しているため、多くの人に“野草の巫女”といつしか呼ばれるようになったマリアソニア。

彼女の活動で素晴らしいのは、サスティナブルなエコノミーを野草を通して生み出すこと。各地にワークショップで訪問の際、その土地で採れる野草をどのように地域経済に活かせばいいかなどを地元の若い人たちにアドバイスし、地元のレストランのメニュー開発に協力したり農業と掛け合わせて紹介することを促す活動も。
ワークショップのみだけではなく、大学や病院などでの講演もされているそうです。

筆者も体験してきました!

それでは 著者が今まで参加してきた数多くのワークショップの様子をご紹介致します!

野草を摘む林由紀子とマリアソニア

著者がワークショップに参加した時の様子
まずは正しく植物を見分けるためのワークショップ。これは四季を通して行われます。それはある植物を見分けられるようになるにはその植物の四季それぞれの姿を知るのが好ましい、という理由から。そうすることで、ひとつの植物がどのような場所を好んで生えるのか、どんな種をつけるのか、などを実際に観察しながら知ることができるのです。

野草は標本にして学術名や用途を知る

このように採集した植物の学名、用途などを書いてゆく

採集された植物は標本のように参加者全員で紙に張り、学名、用途などをメモしていきます。これだけでもドライにすればインテリアになりそうなくらい素敵。全員で協力しながら進める作業も楽しいものです。

さて変わってこちらのワークショップは古代と植物のかかわりのワークショップのお話。イタリアでも最も古い民族のひとつといわれているウンブロ族が紀元前300年前に作ったと言われるグッビオの青銅版。

野草の活用方法を伝える紀元前300年前の青銅版

ウンブリア州グッビオの町に伝わる紀元前300年の青銅板
このウンブロ語の文字に登場する植物のお話や現代のそれらの植物の用途など……いろいろな時代のお話を絡めながら教えてくれるのが本当に楽しいのです。

ワークショップではマリアソニアが野草にまつわる様々なことを教えてくれる

ワークショップでは参加者が真剣に話に耳を傾ける

他にも彼女の活動は沢山の広がりを見せていますが、それはまた別の機会に。
既に日本の某雑誌でもシビッリーニ山の野草の巫女として紹介された事のあるマリアソニア。
忘れ去られつつある風習や伝承は、一度消えてしまうとなかなか見つけてもらえない文化の埋蔵品のようなもの。少しずつでもこのような活動が広がりを見せればいいな、と著者は願ってやみません。

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5月25日・26日、イタリアフェスティバル「Italia, amore mio!(イタリア・アモーレ・ミオ!)」が六本木ヒルズで開催

在日イタリア商工会議所が、日本とイタリア間の国交樹立150 周年を記念して、2016年に初開催した日本最大級のイタリアフェスティバル「Italia, amore mio!(イタリア・アモーレ・ミオ!)」。


例えば、2022年は「渋谷ストリーム」にて、昨年は「WITH HARAJUKU」にて開催されましたが、今年は2016年にItalia, amore mio!が初開催された「六本木ヒルズ」が、8年ぶりに会場となります。本格イタリア料理のキッチンカーが集結したり、イタリアからトップアーティストやミシュランシェフも来日。「ラグジュアリーでカッコいい」「カジュアルで楽しい」イタリアの世界感が展開されます。会期は、2024年5月25日(土)と5月26日(日)の2日間。入場は無料です。


次に、おすすめのコンテンツを3つピックアップします!


1.リグーリア州のミシュランシェフ、イヴァノ・リッケボーノによるプライベートダイニングがオープン!

リグーリア州のミシュランシェフであるIvano Ricchebono(イヴァノ・リッケボーノ)

Italia, amore mio!のために来日する、リグーリア州のミシュランシェフ Ivano Ricchebono(イヴァノ・リッケボーノ)によるプライベートダイニングが、メイン会場でもある六本木ヒルズアリーナに2日間限定でオープンします!


イヴァノ・リッケボーノは、リグーリア州の州都ジェノヴァの中心に位置する、星付きレストラン「The Cook」でオーナー兼エグゼクティブシェフを務めています。巨匠グアルティエロ・マルケージのオートキュイジーヌ学校「ALMA」の講師をするかたわら、イタリア国営放送「RAI 1」の料理番組にレギュラーにてゲスト出演。


イタリア料理界を代表するスターシェフのイヴァノ・リッケボーノが、本イベントのために特別に来日し、故郷リグーリア州の味を皆様にお届けします。


メニューは、「Focaccia Genovese(ジェノヴァ風フォカッチャ)」、「Trofie al pesto(ジェノヴァペーストのトロフィエ)」、「Corsetti salsa di noce(クルミペーストのコルツェッティ)」、「Brandade di Baccala(鱈のブランダード)、そして「Dolce(デザート)」です。ぜひこの機会に、イヴァノ・リッケボーノの料理を味わってみてください。登録はコチラから。


2.伊TVパーソナリティ、イラリー・ブラージのトークショー

伊TVパーソナリティのILARY BLASI(イラリー・ブラージ)

サッカーチーム「ASローマ」のレジェンドである元イタリア代表FWのFrancesco Totti(フランチェスコ・トッティ)と離婚した、伊TVパーソナリティのILARY BLASI(イラリー・ブラージ)が、2024年5月25日(土)にトークショーを開催します。


ドキュメンタリー映画「ワン・アンド・オンリー」に主演している、イラリー・ブラージによるトークショーは、14:00と16:00の2回開催されます。16:00の回のテーマは「My Dream is… (私の夢)」。かつてイタリアで最高の人気夫婦であり、トッティとの離婚を経験した今、彼女が心に抱いている夢とは一体何なのでしょうか。人生を力強く生きるヒントを見つけに、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。


3.シンガー・プロデューサー、カール・ブレイブによるライブコンサート

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シンガーでプロデューサーのCarl Brave(カール・ブレイブ)

シンガーでプロデューサーのCarl Brave(カール・ブレイブ)によるライブコンサートが、2024年5月25日(土)に開催されます。ラッパーでもあり、イタリア語の発音をオリジナルに少し崩して歌唱するスタイルから、イタリア音楽界で高い人気を誇っています。牧歌的なアレンジで心地いいリズム感は、聴いていると幸せな気持ちに包まれます。


イタリア語のリズム感や、音の楽しさを味わいに、ぜひライブ会場を訪れてみてください。


以上、日本最大級のイタリアフェスティバル「Italia, amore mio!」についてご紹介しました。2日間限定で開催される本イベントに足を運んで、イタリアの空気感を存分に味わってみてくださいね。


Italia, amore mio! | イタリアに恋しちゃう?Passione e lifestyle italiano (italia-amore-mio.com)