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知っておきたい! イタリアオペラを鑑賞するときの服装のポイント

2020年2⽉上演の『椿姫』より 撮影:三枝近志

オペラ発祥の地として有名なイタリア。オペラを鑑賞したことがない方でも、ヴェルディ、プッチーニ、ロッシーニなどといった名前を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。彼らはイタリアを代表する偉大な作曲家です。


日本ではオペラを観に行くのは、少しハードルが高いイメージがあるかもしれません。本場イタリアで鑑賞するのも素晴らしいですが、イタリアオペラは日本でももちろん鑑賞可能です。


公益財団法⼈東京⼆期会は、ヴェルディの不朽の名作『椿姫』を、2023年7⽉13⽇(⽊)、15⽇(⼟)、16⽇(⽇)、17⽇(⽉・祝)に東京⽂化会館にて上演します。2020年に新制作上演した『椿姫』が好評で、再演が決定したとのこと。今回、指揮には本公演で⽇本でのオペラデビューを果たすアレクサンダー・ソディーを迎え、ダイナミックな舞台美術と正統かつ斬新な演出で観客を驚かせた『椿姫』を、さらにドラマティックに深化させてお届けします。


ヴェルディ不朽の名作オペラ『椿姫』

2020年2⽉上演の『椿姫』より 撮影:三枝近志

2020年2⽉に新制作した名作オペラ『椿姫』。王道とも⾔える絢爛豪華な演出で魅せたその舞台は、お客様から「すべてが美しく贅沢」「素晴らしい熱演」「豪華な舞台」と⼤好評を博し、先にも述べた通り、早くも再演が決定しました。名作をさらに魅⼒ある舞台として披露するといいます。


今回の指揮を務めるのは、マンハイム国⺠劇場⾳楽総監督であるアレクサンダー・ソディー。バイエルン州⽴歌劇場やベルリン州⽴歌劇場、ウィーン国⽴歌劇場でも活躍し、「カルロス・クライバーの再来」との呼び声が⾼いソディーは、この『椿姫』の公演で満を持して⽇本でのオペラデビューを果たします。


ここで、オペラ『椿姫』のあらすじについて触れておきましょう。


貴族の⻘年アルフレードは、当代随⼀と調われる⾼級娼婦ヴィオレッタの館で催された宴で彼⼥に出会い、⼀⽬惚れをしてしまいます。アルフレードの純粋な愛にとまどいながらも⼀途な⼼を受け⼊れるヴイオレッタ。その後、ヴイオレッタは社交界の⽣活を捨て、アルフレードと幸せに暮らしていました。ある⽇、ヴィオレッタのもとに彼の⽗ジェルモンが訪ねてきます。ジェルモンは、ヴィオレッタに⾃らの過去を考え、⽢い夢を捨てて息⼦と別れるよう彼⼥に迫ります。彼⼥は真実の愛を訴えますが、それも虚しく、失意の中で別れを決意します。ヴィオレッタからの⼀通の置き⼿紙を読んだアルフレードは、彼⼥の不意の裏切りに逆上してしまいます。数か⽉の後、ヴィオレッタは病に侵され⾃宅で床に臥せていました。そこへ、すべての実情を知ったアルフレードが彼⼥のもとに駆け付けますが、時はすでに遅く──。


⼆期会を代表する名キャストたちが挑む『椿姫』の⾒どころと意気込み

ヴィオレッタ役の⾕原めぐみ

本公演でヴィオレッタ役を務める⾕原めぐみは、「『⽣まれては枯れる花のように、愛の喜びは⼀瞬で束の間』なのでしょうか? 本当の愛に⽣きることで新たな命を得た1⼈の⼥性の話を、夢⾒るような美しい舞台と、広い空間に響き渡る⼈間の声と共に⾒届けて欲しいです」と語っています。


アルフレード役の⼭本耕平

アルフレード役の⼭本耕平は「パリの社交界におけるしきたりも社会的地位も知らず、ただまっすぐにヴィオレッタを愛するアルフレードの⽣き様を、ヴェルディの⾳楽に緻密に描かれている⼼の動きひとつひとつを、精⼀杯歌い演じたいと思います」と述べています。


ジェルモン役の今井俊輔

また、ジェルモン役の今井俊輔は「ジェルモンが皆様の⽬に憎たらしく映るか、保守的で善良な性格にみえるか。作品解釈のキーマンです。そして、ヴェルディ愛をくすぐられる濃密な⼆重唱とアリア(独唱部分)はバリトン(テノールとバスの中間的な声部)冥利に尽きる名場⾯。最後の⼀滴の⾳までご堪能ください」としています。


イタリアオペラを鑑賞するときの服装のポイント

オペラ鑑賞をする際、気になるのが服装です。ヨーロッパではオペラ鑑賞の際、男性はタキシード、女性はイブニングドレスなど、ドレスアップして出掛けるイメージがあると思いますが、日本ではそこまでドレスアップしなくても問題ありません。




公益財団法⼈東京⼆期会に伺ったところ、

スーツやドレスで⾏く必要はありません。東京⼆期会の公演は、清潔感があれば基本的になんでもOK。せっかくの⾮⽇常空間を存分に楽しみたい⽅は、もちろん思いっきりオシャレして来てください。オペラは和装もOKです。かえってとても映えますよ。『椿姫』だけに、椿をあしらうなどもおすすめです。また、来場記念のプログラムが入るくらいの大きさのバッグを持っていくと、オペラグラスも忍ばせられます。


NGな服装として、あまり広がりのあるドレスや、チェーンが付いているなど、音が出るような服装は避けましょう。また、帽子や頭の飾りつけは、後ろのお客様のご迷惑にならないように配慮してください。香水は控えめに。


以上を踏まえて、気軽にお越しいただくもよし、ここぞとばかりにドレスアップするもよし、お好きなスタイルで楽しんでいただければと思います」とのことです。


以上、ヴェルディの不朽の名作『椿姫』と、オペラ鑑賞に相応しい服装についてご紹介しました。『椿姫』が気になる方は、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。チケットの⼀般発売は、2022年12⽉17⽇(⼟)から開始していますので、早めに予約するのがおすすめです。


《⼆期会創⽴70周年記念公演》

東京⼆期会オペラ劇場 ヴェルディ『椿姫』

オペラ全3幕 ⽇本語字幕付き原語(イタリア語)上演

東京⽂化会館 ⼤ホール

東京都台東区上野公園5-45

Tel. 03-3828-2111

2023年7⽉13⽇(⽊)18:30、15⽇(⼟)14:00、16⽇(⽇)14:00、17⽇(⽉・祝)14:00

※開場は開演の60分前


チケット料⾦(全席指定・税込)

■7⽉15⽇(⼟)・16⽇(⽇)・17⽇(⽉・祝)公演

S17,000円 A14,000円 B11,000円 C8,000円 D6,000円 学⽣2,000円

■7⽉13⽇(⽊)公演 プレミエ・スペシャル料⾦

S16,000円 A13,000円 B10,000円 C8,000円 D6,000円 学⽣2,000円

※チケットお申込みと同時に「⼆期会オペラ愛好会」へもご⼊会いただけます

(チケット先⾏予約、割引サービスあり)

発売⽇:⼆期会オペラ愛好会先⾏ 2022年12⽉10⽇(⼟)〜

⼀般発売 2022年12⽉17⽇(⼟)〜


チケットのご予約・お問い合わせ:⼆期会チケットセンター

Tel. 03-3796-1831(⽉〜⾦ 10:00~18:00/⼟ 10:00~15:00/⽇・祝 休)

インターネットご予約は、「⼆期会チケット」から


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