伝統を活かし新しいスタイルで人々を魅了するジュエリー
フィレンツェには幾世紀にもかけて生まれてきた伝統様式や技術が今も息づいています。フォリア銀工房もその伝統を守り続けてきた工房の一つ。
その工房に日本人女性が嫁ぎ、新たな息を吹き込み、気負うことなく身に着けるジュエリーを生み出しました。
フォリア銀工房2代目マエストロ、フォリア・ジュリアーノ氏の元で技術を修得し、作品を創り続けるジュエリー作家フォリア吉田真理氏。彼女の想像力が銀器からジュエリーへと姿を変えて、私達を楽しませてくれます。
彼女を虜にしたフィレンツェの職人技
彼女は、小さい頃に住んだメキシコでビロードの上に散りばめられたオパールなどの天然石、鉱物を見て、ジュエリーに興味を抱き、工作好きで遊びの中で物づくり感覚を大いに楽しんだと言います。そして、2001年東京で開催されていた「フィレンツェの宮殿の職人たち展」に出会い、フィレンツェでジュエリーを学ぶことを決意し、渡伊。
彼女を虜にした「フィレンツェの宮殿の職人たち展」は彼女の人生の伴侶との出会いでもありました。そして、マエストロ・ジュリアーノ氏にとっても真理さんとの出会いは、銀器からジュエリーを制作するという伝統技術に新しい世界観を生み出しました。
フィレンツェの古典的な打ち出し技法「lo sbalzo ed il cesello(裏から打ちボリュームを出し、表側から仕上げをする)」を駆使し、味わい深いジュエリーが生み出されます。
思いが込められた作品の数々
真理さんが作り出す作品には彼女の思いが込められています。
ギリシャ神話「レダと白鳥」をモチーフにした白鳥、お義父様の額縁の一部をジュエリーに変えたフラワーモチーフ、そして彼女を魅了したメキシコオパールをとかげの頭にあしらったブレスレット。どの作品にも躍動感があり彼女の魅力が作品に表現されています。
世界中の顧客から依頼を受けるオーダー作品
彼女の工房には世界中から顧客が訪れ、自由気ままにオーダーをします。
カフスや首飾り、ブレスレット、顧客の要望を細かく聞き入れ、マエストロ・ジュリアーノ氏がデザインを描き、二人三脚の作業で見事に仕上げられていきます。
顧客の皆さんの満足げな表情が目に浮かびます。
M.G.Exhibition 2019のご案内
フィレンツェの伝統技術と日本職人が作り出す味わい深い作品の数々をこの秋、東京と福岡で目にすることができます。
日々制作に励まれているマエストロ・ジュリアーノ氏と真理さんの世界をお楽しみ下さい。
≪東京≫
日時:2019年11月8・9・10日 11:00~19:00
場所:ベーネベーネ銀座サロン
東京都中央区銀座3-12-11 第2タチバナ銀座ビル6F
TEL:03-5565ー0750
≪福岡≫
日時:2019年11月15・16・17日 11:00~18:30
場所:イタリア会館・福岡
福岡市中央区今泉1-18-24 李離宮 中離宮2F
福岡会場ではジュリアーノ氏のワークショップも開催されます。
芸術の秋、フィレンツェの職人技を日本でお楽しみ下さい。
M.G.
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