「カシミヤ」と聞くと、その防寒性の高さから冬に使うイメージがあると思いますが、夏にも活躍することを知っていましたか?一見お手入れが難しそうですが、実は自宅でお手入れ可能!日頃のセルフケアで、良い状態のまま長く使えるとても便利な素材なのです。
そもそも「カシミヤ」とは?
カシミヤとは、カシミヤヤギから取れる毛、またはその毛を使って織った毛織物を指します。カシミヤヤギはマイナス30度にもなる極寒のヒマラヤ全域に生息しており、その寒さから身を守るのが太い毛とふわふわ柔らかい産毛の二層の毛です。通常の羊は、1頭あたり少なくとも年間3キロほどの羊毛を生産しますが、カシミヤヤギから取れる毛はなんと200g程度!さらにそこから汚れや太い毛を除くと、カシミヤとして使える量は半分の100g程度と非常に少ないのです。このように供給できる量が大変限られていることから、カシミヤは高級素材として扱われています。
カシミヤといえばその肌触りの良さや保温性・保湿性の高さが有名ですが、汗を吸収し蒸気として発散する機能にも優れていることは、あまり知られていないのではないでしょうか。冬は暖かく夏は涼しく、一年中使いたい万能素材なのです。
年間を通して活躍する「クラウドカシミヤ」とは?
カシミヤは一年を通して使いたい万能素材と先述しましたが、さすがに冬用のカシミヤセーターを夏に着るのは難しいですよね。そこでオススメなのはイタリヤカシミヤブランド「FALCONERI(ファルコネーリ)」のクラウドカシミヤです。1988年にイタリアのヴィツェンツァ郊外で誕生した、イタリアの伝統的なカシミヤブランドFALCONERI(ファルコネーリ)から登場したクラウドカシミヤは、市場で見つかるカシミヤの中で最も長く、細かくて上質な繊維を用いて作られた紡毛糸(ぼうもうし)です。
こだわりぬいた紡毛糸を緩めに織り上げることで透け感を表現したクラウドカシミヤのアイテムは、暑い日にも涼しげな印象を与えます。カシミヤならではの軽さと柔らかさで、一度着ると離れられない心地の良い着用感を実現。イタリアならではの職人技と細部へのこだわりが光るクラウドカシミヤは、高品質でありながら価格が比較的手頃な点も嬉しいポイントです。現在クラウドカシミヤはレディースのみの展開されています。
クラウドカシミヤアイテムを使ったおすすめコーデ
FALCONERI(ファルコネーリ)のアイテムは、同じアイテムでもカジュアルからエレガントなスタイルまで、それぞれのシーンで個性を発揮します。
ピンク×ベージュで大人フェミニンを演出
色鮮やかなピンクのセーターにベージュのパンツを合わせることで、甘くなりすぎない上品な大人フェミニンを演出します。クロップドパンツで足首を出し、同系色のベージュサンダルを合わせると脚長効果も期待できます。
ホワイト×ベージュでこなれスタイル
定番のホワイト×ベージュでまとめると、簡単にこなれスタイルが完成。シンプルなカラーで涼しげな印象を与えます。パンプスはトップスと合わせてホワイトをチョイスすることで、おしゃれ度が一気にアップします。
ジャケットと合わせてエレガントな印象に
先ほどと同じホワイトセーターでも、ジャケットのインナーとして着ると、一気にエレガントな印象に。オフィススタイルにもおすすめです。モノトーンでまとめて、大人クールを演出します。
ワンランク上のオールブラックスタイル
重くなりがちなオールブラックコーデも、クラウドカシミヤセーターは透け感があるので涼しげな印象を与えます。編み上げサンダルと合わせると、女性らしさのあるクールなサマースタイルが完成します。
カシミヤのお手入れ方法は?
カシミヤの良さはわかったけど、クリーニングに出すのがめんどくさい・・・と心配な方も多いのでないでしょうか。そこで今回は、自宅でできるお手入れ方法をご紹介。非常に繊細な素材ではありますが、日頃のセルフケアをしっかりとすることで、良い状態のまま長く使うことができますよ。
カシミヤのお手入れ方法
①衣類を裏返し、30℃以下の冷水またはぬるま湯で中性洗剤を使って洗います。洗剤は適量を超えないよう注意します。
②十分にすすぎ、衣類を乾いたタオルの上に置き、絞ったりねじったりせずに水分を吸収します。
③熱源や直射日光を避け、風通しの良い場所で平干しします。
④必要な場合は衣類を裏返した状態でアイロン、またはスチームをかけます。アイロンをかける場合は直接かけず、あて布をお使いください。
⑤保管するワードローブには防虫剤をかけてください。
お手入れが難しいイメージのあるカシミヤですが、実は自宅でもお手入れできるのです。愛情を持って丁寧にケアすることで、長く使うことができるアイテムなので、ぜひ自宅でもしっかりとお手入れしてくださいね。