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実は閉鎖的?おじさんたちの友だち事情

イタリアの街を歩いていると意外に目につくのが、若い人も若くない人も男性が数人で楽しそうに歩いている姿です。イタリアではどこに行くにもカップル単位なので、食事会などは必ずパートナーと参加するのですが。友だち同士の結びつきもかなり強いのです。

地元愛が強く、ずっと地元から離れない人も多いイタリア。社交的でオープンなイタリア人のイメージとはうらはらに、「幼稚園からずっと同じ友だちとだけ遊んでいる」なんて人も結構多いのです。

何十年も週末になるといつものメンバーとだけ過ごす。そんな人たちをイタリア語でChiuso(閉じた)と呼びます。Chiusoのイタリア人たちと仲良くになるのはとても難しいのですが、一度輪に入れると家族並みに仲良くなれます。

そんな彼らはお父さんになっても、昔からの繋がりを大事にします。お互いに家族ができたなら、友だちの家族と一緒に出かけるのです。輪がどんどん広がるんですね。

長い夏休み、そんな友だち大好きな彼らがどうするかというと。
3家族が一緒になって2週間のキャンプや海に行くのです。宿泊する場所は隣同士にすれば適度なプライバシーも保たれるし、年齢の近い子どもがいればお互いに楽しい。一石二鳥です。とはいえ、パートナー同士も仲良くないとなかなかしんどいです。これは本当に経験と慣れが必要で、私のような人付き合いをめんどくさがるタイプには無理!
ゆりかごから墓場まで続く友情。いつもご機嫌でいるためには、おじさんになっても友だちは大事ですね。

イタリアの中年男性の友情について説明したイラスト

イタリアの中年男性の友情について説明したイラスト

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