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イタリア国立自動車博物館。トリノの名車コレクションを紹介

小野 光陽

2026.04.03

イタリアには世界的名車が数多くある


イタリア自動車工業の首都トリノならではの博物館が、この「MUSEO NAZIONALE DELL'AUTOMOBILE(イタリア“国立”自動車博物館)」です。イタリアのみならず世界の自動車史を、その初期から振り返られる貴重なコレクションが収蔵されています。国立で運営される自動車博物館があるのがイタリアらしいところです。


3フロアからなる建物は、1階はデザインについて実車やデザイナーの紹介。2階はフィアットをはじめトリノの自動車メーカーやレーシングカーを展示。3階は自動車における世界史を展開しています。代表的な車両を絞ってご紹介します。

※2019年当時の展示構成です



ITALA 35/45 HP

1907年製のITALA(イタラ)の35/45 HP。北京からパリまでを走破する超長距離レースに出場し、60日間で走り切って優勝したモデルそのもの

MAUTOの名前で親しまれるこの博物館のシンボルが、この1907年製のITALA(イタラ)の35/45 HP。北京からパリまでを走破する超長距離レースに出場し、60日間で走り切って優勝したモデルそのものです。エンジンは4気筒で、7433ccの排気量を誇りました。


CISITALIA 202

チジタリア(CISITALIA)の202というスポーツカー。ニューヨークの現代美術館(MoMA)に自動車として初めて永久収蔵

イタリアンデザインのアイコンも展示されています。それがこのチジタリア(CISITALIA)の202というスポーツカー。ニューヨークの現代美術館(MoMA)に自動車として初めて永久収蔵され、この工業製品にも普遍的な“美”が宿りうることを証明しました。


LANCIA THESIS(WOODEN MINI CAR)

ランチアのテージスの木製デザイン試作

また、関連史料が充実しているのも特長です。デザイン検討用のモデルのようにメーカーから提供された物や、それぞれの自動車が活躍した時代を偲ばせる小物など、背景までを見せる展示が来場者を楽しませます。写真はランチアのテージスの木製デザイン試作。


FERRARI FORMULA 1

フェラーリの歴代F1マシンも並ぶ

モータースポーツが好きな人なら、イタリアンレッドのレーシングカーが100年分以上ずらりと並ぶコーナーには圧倒されるでしょう。馬なし馬車と呼ばれた時代から21世紀のF1まで、速さを追い求めてきた人類のまさに軌跡といえます。


2011年のリニューアルで映像史料も充実し、さらに見所が増えたイタリア国立自動車博物館。トリノに行ったらぜひ訪ねてみてください。


Museo Nazionale dell'Automobile
https://www.museoauto.it/website/en/


※2019年8月8日に公開した記事を再編集しています。最新の情報は公式サイトをご確認ください