エンツォの生家から至宝のエンジンまで
フェラーリの博物館といえば本社があるマラネッロの博物館が有名ですが、彼の生まれたモデナにもうひとつあります。それがこの「ムゼオ・エンツォ・フェラーリ」です。ここは古い煉瓦造りの建物とモダンな建物の二つで構成されています。
古い方の建物は、フェラーリの命ともいえるエンジンに捧げられています。開発初期の実験用エンジンから写真のような過去のエンジン(テスタロッサ用の180度V型12気筒)、現行の市販エンジン、そしてF1エンジンと様々展示されています。
モダンな建物の方では企画展「Capolavori Senza Tempo(時を超えるマスターピース)」が開催中。60年代の名車275GTB(前)や250GTO(奥)など貴重なモデルも展示されています。
また、新たな限定シリーズ「Icona(イコーナ)」の第1作として発表されたMonza SP1といった最新のマスターピースも展示され、来場者の注目を集めていました。
館内では1時間に1回程度の頻度でムービーがスクリーンに映し出され、音と映像でたどった跳ね馬の歴史に浸れるプログラムも用意されています。
この博物館、古い方の建物はエンツォ・フェラーリが生まれた家で、彼が最初のレーシングカーを購入する際に売却されたと伝えられています。ここから今日まで続くレーシング・フェラーリの歴史が始まったのでした。
https://musei.ferrari.com/en/modena
Via Paolo Ferrari, 85, 41121 Modena
Tel: 059 4397979
Opening Times:
9.30-18.00(November-March)
9.30-19.00(April-October)
Close: December 25, January 1
Ticket: 17,00€(Adult)
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