EXPO 2025 大阪・関西万博に出展するイタリアパビリオンでは、イタリアと縁の深い日本のクリエイターたちを「アンバサダー」として迎え、それぞれの視点からパビリオンの魅力や日本とイタリアの文化的なつながりを発信します。記念すべき1人目は、ファッションとデザインを通じて日本と世界をつなぎ続ける「コシノジュンコさん」をご紹介します。
日本人として初めてイタリアパビリオンのアンバサダーに就任したのが、世界的に有名なデザイナー、コシノジュンコさん。
本万博のシニアアドバイザーでもあるコシノさんは、舞台衣装や空間演出など幅広い分野での活躍がイタリアでも高く評価され、オペラ「蝶々夫人」の衣装デザインなどでも注目を集めてきました。
文化服装学院在学中の19歳のとき、史上最年少で「装苑賞」を受賞したことをきっかけに、ファッション界で注目。1978年には、パリ・コレクションに初参加し、その後22年連続で出展。1980年代以降は、北京やベトナム、キューバなど、様々な国でショーを展開し、文化交流の架け橋としても活躍を続けています。

独自のスタイルと創作哲学
モノトーンを基調とし、建築的で前衛的なフォルムに日本の伝統美を融合させたデザインが、国内外で高い評価を得ているコシノジュンコさん。デザインの核である「対極の美」をコンセプトに掲げ、常に革新を追求する姿勢は、現在も多くのクリエイターに影響を与えています。

その活躍は、ファッションの枠を超えて現在も広がり続けています。2025年には南海電鉄創業140周年を記念し、新制服のデザインを担当。新制服は大阪・難波駅で開催されたお披露目会で発表されました。

さらに、2025年大阪・関西万博ではアンバサダーやアドバイザーとしてだけではなく、「大阪ヘルスケアパビリオン」のスタッフユニフォームのデザインも担当。2025年4月2日発売の雑誌『anan』の表紙にも採用されたこのそのユニフォームは、万博関係者の間はもちろん、ファッション界でも大きな話題を呼んでいます。

コシノジュンコ氏による本万博へのコメント
「ファッションとデザインを通じて、イタリアと日本の文化交流をさらに深めるために貢献したい」
アンバサダーとして、ファッションやデザインをはじめ、多彩な視点からイタリアの魅力を発信していくコシノジュンコさん。
その豊かな表現力と国際的な感性によって、日本とイタリアの文化交流をさらに深めていくことでしょう。
世界を舞台に挑戦を続ける彼女の今後の活躍にも、ぜひご注目ください。
次回のアンバサダー紹介もお楽しみに!
▶コシノジュンコさんのウェブサイトへのリンク:
www.junkokoshino.com
コメント引用:
https://www.italyexpo2025osaka.it/ja/itariaguananhasatanojieyang