CULTURE

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ベファーナから7人の女たちまで。イタリアの素敵な魔女たち

1月6日はエピファニア。この日はベファーナという魔女が、イタリアの良い子たちの靴下にお菓子やオモチャを詰めてくれます。悪い子の靴下には石炭やニンニクが入れられます。一年いい子だったかどうか、ドキドキする日です。


実は、イタリアにはベファーナ以外にも魔女がいます


イタリアの魔術は、イギリスなどアングロサクソンの魔術とは違い、「南の魔術」や「地中海の魔術」と呼ばれています。幸福と癒しのためのハーブの使用や、呪文儀式を重点としているのです。幸福と癒しのためのハーブというのが、なんだか美味しそうです。


イタリアのベネヴェントの有名な魔女といえば、神話に出てくるヤナーレ(Janare)。夜になると厩舎に忍び込み、雌馬を捕まえて一晩中乗り回すと言われています。

この、「地中海の魔術」を使う魔女のような南イタリアのメイドと、癖のある女たちが活躍する映画をご紹介します。豪華な衣装とセットもすてき。

7人の女たち 7 donne e un mistero 

Netflixで配信中。監督はアレッサンドロ・ジェノヴェージ。


フランソワーズ・オゾン監督の8人の女を下敷きとしたこの映画。イタリア版は7人の女になっています。クリスマスにお屋敷に集まった女たち。そして、そこで見つかる館の主のマルチェロの死体。外は吹雪、誰も入れない館で、マルチェロを殺したのはだれなのか?


妻、娘、義妹、謎のメイド、愛人、義母、7人の女たちとモテる男マルチェロの関係。雪で閉じ込められた中、女たちの秘密が明らかになっていきます。女優の魅力がまぶしい映画です。


わたしのお気に入りキャラクターは、妻のマルゲリータと愛人のヴェロニカ。マルチェロを取り合う二人の関係が、変化していくところは必見です。そして、魔法使いのようなメイドのマリア。南イタリア出身の謎めいた彼女がつくる、美味しそうな料理の数々。台所で食べるお菓子から、クリスマスランチまで、目の保養です。食べてみたい。


メイドと家族の仲が良いようで、緊張感がある関係もイタリアらしいです。


冬が終わる前にお楽しみください!

新年、日本ではいろんなことが起こり大変な状況で心を痛めております。イタリアから、皆さまのご健康とご多幸をお祈りいたします 。