ソフィア・ローレン(Sophia Loren)。1934年9月20日生まれ。イタリアで最も偉大な俳優の1人です。はちきれんばかりのエネルギーに満ちた彼女の姿をスクリーンで見た人も多いはず。
幼少期
ソフィアの幼少期は第二次世界大戦中の困窮の中にありました。専科を逃れ親戚を頼りナポリに移住。母と妹と困窮した生活を送りました。かなり苦労人なのです。
俳優として
そんな彼女のショービジネスのキャリアは、美人コンテストから始まりました。1950年にはミスイタリアに参加し、ミスエレガンスに選出されます。彼女の美貌はすぐに評判に。
その後は、誰もが知るように映画俳優として大活躍。アメリカ・ヨーロッパ両方で現在も活動しています。
俳優としての功績は、1960年La Ciociara(邦題「ふたりの女」)ではアカデミー女優賞、1963年ののIeri, Oggi, domani (昨日、今日、明日)ではアカデミー作品賞を受賞。1991年には長年の俳優としての功績を称えアカデミー名誉賞も受賞しています。
インタビューでは「最初のアカデミー賞の時はとれると思ってなかったから、家にいた。そしたら電話がかかってきたのよ」と答える彼女。そんな緩い時代もあったのですね。イタリア語で話しているところをみると、ゴージャスだけど、親しみやすさ溢れています。
現在
80代の現在も女優として活躍しています。最新映画は息子のEdoardo Pontiが監督した「La vita a sé (邦題これからの人生)」。こちらはNetflixで配信中です。(2021年3月現在)今のイタリアの問題が見える映画です。そして、擬似家族ものに弱い私のツボでした。泣きました。
ちなみに。「ソフィアローレンだったなら」という、ソフィアローレンをロールモデルにするアメリカ女性のドキュメンタリーにはこの映画の撮影風景がでてきます。こちらもおすすめです。
イタリアの俳優の美しさって、なんというか、こう分厚いんですよね。人として厚みがある。こんな風に歳をとりたいなと、憧れの人の1人です。いつでもゴージャスで素敵!