9月9日にジュゼッペ・コンテ首相が学校の再開についての会見を開きました。
9月14日に3月のロックダウンから約6ヶ月ぶりの学校再開です。ここまで本当に長かったです。
今年、決定されたイタリアの学校のルールを紹介します
※イタリアは学校ごとの裁量範囲が広いので、学校によって細かいルールは違うのでご注意ください
登校前に体温測定
熱がある場合は登校できません。
登校・下校時間をクラスによって分ける
イタリアの登校方法は日本とは異なります。小学校までは保護者が付き添いで登下校します。
イタリアでは、生徒の登校時間がかなり短く定められています。
校舎の入口は授業の開始の10〜15分前まで開きません。小学校であれば授業開始が8時30分なので、開くのは8時15分。下校時も同様に短いのです。なので、校舎の前で入室を待つ保護者と生徒の大混雑が起きていたのです。
そこが今年は、対策として登下校時間がクラスによって前後10分ずつずらされました。さらに、校舎への入口・出口も複数箇所に分けられ、密にならないように配慮されています。
教室内も新ルールがあります!
マスク
校舎内の移動時はマスク着用、教室内では着席中はマスクをとっても良いです。先生は、フェイスガードまたはマスクを着用して授業をします。
トイレ
休憩時間の混雑を避けるため、授業中でもトイレに行けるようになりました。その際は、先生がトイレに行った生徒を記録します。
学校内で体調不良になった場合
体調不良の生徒は校舎内の指定の部屋に移動し、保護者が迎えに行きます。イタリアの公立学校には保健室はないので、それまで体調不良になった場合は他の生徒と一緒に教室にいました。
他にも細かなルールがたくさんあります。
ルールはかなりかっちり決められています。が、それがスムーズに実行できるかどうかは別の話…。イタリアならではの予想の上を行くドタバタが絶対にあるでしょう。今年は油断ができません。
在宅勤務が許可されていない保護者には、有給休暇をとっても給料の半額を補填するという達しも出ています。2020年の秋冬は、焦らずのんびり過ごしたいと思います。
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