COLUMN
CULTURE 02 Oct 2020

【PASSIONE CALCIO!】Vol.03 | 3強の一角。息を吹き返しつつあるネラッズーロ。

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 ファッションの都、美食の街、イタリア経済の中心地。様々な形容がされる北部の大都市ミラノは、インテル・ミラノ、ACミランという2つの名門が本拠を構える、世界でも有数のフットボールの街でもあります。今回ご紹介するのは、青と黒のユニフォームでおなじみ、「ネラッズーロ」の愛称を持つインテル・ミラノ(注:以下インテル)。

 多くの日本人にとってインテルの選手といえば、2011年に入団した日本代表の長友佑都選手でしょう。怪我や熾烈なポジション争いを経験しながらも、7シーズンにわたり活躍し続け、2015年には副主将も経験。惜しくも在籍中のリーグ優勝は叶いませんでしたが、何よりその親しみやすいキャラクターでチームメイトとサポーター双方から人気を獲得しました。“カテナチオ”と呼ばれる守備的戦術が美德とされ、さらにまだまだ人種差別問題も根深いイタリアサッカーにおいて、アジア人ディフェンダーがこれほど長くプレーしたのは快挙と言えるでしょう。

 ACミランとともに街を二分する人気を誇り、2000年代後半にはリーグ5連覇を達成するなど、長く3強の一角に君臨してきたインテルですが、残念ながら近年はその称号に値する活躍は影を潜めています。しかし、2019―2020シーズンはリーグ戦を2位でフィニッシュし、さらにUEFAヨーロッパリーグでは優勝。久々に息を吹き返しました。ベルギー代表ロメル・ルカク、アルゼンチン代表ラウタロ・マルティネスを中心とするアタッカー陣はリーグ屈指の呼び声も高く、今シーズンは実に10シーズンぶりとなるスクデット※獲得に期待が高まっています。

 また、言うまでもなく、ミラノはイタリア有数の観光都市。街の象徴であるミラノ大聖堂、イタリア最高峰のオペラを堪能できるスカラ座、名画『最後の晩餐』を拝めるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。見どころを挙げればキリがありません。そして忘れてはならないのが、世界でも指折りの激しさで知られるインテル vs ACミランの「ミラノ・ダービー」。2018年には78,000人もの観客を集めた、街を熱狂の渦に巻き込む一大イベントです。チケットを手に入れるのは決して容易ではありませんが、両者とも日本でも人気のチームのため、多くのサッカー観戦ツアーも組まれています。世界的な名所とサッカーを一度に楽しめるミラノへ、ぜひみなさんも訪れてみてはいかがでしょうか。

※スクデットとは「小さな盾」という意味のイタリア語。
イタリアのプロサッカーリーグでは、セリエAの優勝チームの選手に与えられる盾形のバッジを意味します。

文:M.E

<連載「PASSIONE CALCIO!」イタリアに深く根付くサッカーにフォーカスを当て、各地のクラブチームを、歴史やその土地の文化とともにご紹介!>
Vol.1 カルチョが映し出す、イタリアのカルチャー。
Vol.2 イタリアサッカーを牽引、9連覇中の絶対王者。

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「ITALIANITY」編集部
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