イタリア人ならほぼ知らない人はいないという超有名な音楽イベント、サンレモ音楽祭を皆さんご存知でしょうか?
イタリア新人歌手の登竜門 – Sanremo Giovani
サンレモ音楽祭は、イタリア・リグーリア州のサンレモで開催されている音楽イベントで、なんと1951年から毎年開催されているご長寿ミュージックイベントです。
以前SHOP ITALIAでもインタビューをしたイタリア人歌手EMMA(エンマ)も受賞歴があり、才能あふれる歌手たちを輩出してきた、イタリアではとても有名な音楽祭です。
サンレモ音楽祭関連イベントの新人部門であり、イタリアの若手歌手の登竜門とされるSanremo Giovani (サンレモ・ジョヴァーニ)が、昨年2018年12月20日、21日の2夜にわたり開催されました。
今回、受賞アーティスト4組が3月末のチュニス公演を皮切りに、東京、シドニー、ブエノスアイレス、トロント、バルセロナ、ブリュッセルを回るワールドツアーを実施。
4月3日(水)にイタリア文化会館で東京公演が開催されました。
イタリアの新進気鋭の若手歌手たちによる渾身のパフォーマンス
イタリアの超有名音楽イベントということもあり、東京公演にもサンレモ音楽祭を楽しみにしていた多くのイタリア人が詰めかけました。
MC兼通訳は、NHKのイタリア語教師として活躍する他、NHKテレビ「旅するイタリア語」やNHKラジオ「まいにちイタリア語」でもおなじみのマッテオ・インゼオさん。
出場アーティストは、Einar(エイナール)、La Rua(ラ・ルラ)、Deschema(デスケーマ)、Nyvinne(ニヴェンヌ)の4組。アーティスト達は自身の曲の他、様々なヒット曲をカバーし披露しました。(出演アーティストについての詳細はこちら)
公演の最後は、イタリアの歌手Lucio Battisti(ルーチォ・バッティスティ)の『Un’avventura』、同じくイタリアの歌手で作曲家のToto Cutugno(トト・クトゥーニョ)の『L’italiano』を参加アーティスト全員で熱唱。
イタリア人にとって馴染みの深い選曲に、会場は大いに盛り上がりました。
今回の公演の主催には、会場となったイタリア文化会館だけでなく、イタリア外務・国際協力省、RAIイタリア国営放送、サンレモ音楽祭も主催として加わっています。
文化や芸術を大切にするイタリアが、国を挙げて若い才能を支援する姿勢が見える気がしますね。
イタリア好きなら是非とも知っておきたい、サンレモ音楽祭。そこから輩出される有望な若手アーティスト達からも目が離せません。
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