イタリアの冬
12月初頭、北部イタリアのミラノで初雪が降り、いよいよ冬の到来を迎えるイタリア。2019年の冬は比較的な温暖なはずの南イタリアまで大雪に見舞われました。さて今年の冬はいかに?
日本より高緯度に位置し、基本的に建物も足元も石造りが多いので、底冷え感は日本を凌駕することは間違いありません。イタリアに暮らす人々は冬の外出を好まない傾向が強いようで、友人がイタリア観光にやって来ると、車に乗せて同行してくれるものの、観光地に着くと『あなたは好きなだけ見てきなさい』と言い放ち、車から降りようともしない人も多いようです。
一方、北部イタリアの山岳地帯は豪雪地帯ですので、ウインタースポーツは盛んです。2006年にはトリノ冬季オリンピックも開催されたのが記憶に新しいですが、来る2026年にも再びトリノ&コルティナ・ダンペッツオ冬季五輪が開催されることが決定しています。
冬を象徴するイタリアの歌は、夏のそれのようにたくさんある訳ではありませんが、プレイリストには、タイトルや歌詞に“冬”、“寒さ”、“雪”、“12月・1月・2月”などのキーワードがある楽曲を選曲して納めました。イタリアらしく、若手から超大物に至る、新旧混在の内容になっていますので、好みのものを中心に聴きつつも、次第にプレイリスト全体を楽しめるようになれば、真のイタリア音楽フリークになれること間違いなし!
Buon ascolto!(ブオン・アスコルト / 意:聴いてね!)
プレイリストに挿入されたアーティスト
イタリアの音楽界の縮図がある程度頭に描けるようになるとイメージが湧きやすいのですが、まだそれが無い方のために、プレイリストに挿入されたアーティストを大まかにキャリアや立ち位置でグループ分けすると、以下のようになります。
【大御所】※イタリアの国民的人気を持つ最重要アーティスト
Gino Paoli(ジーノ・パオリ)
Riccardo Cocciante(リッカルド・コッチャンテ)
Fabrizio De André(ファブリツィオ・デ・アンドレ):故人
Luciano Pavarotti(ルチァーノ・パヴァロッティ):故人
Pooh(プー):バンド
【ベテラン】
Mina(ミーナ)
Nada(ナーダ)
Mia Martini(ミア・マルティーニ):故人
Mango(マンゴ):故人
Ligabue(リガブエ)
Nek(ネック)
【中堅】
Tiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ)
Laura Valente(ラウラ・ヴァレンテ)
Modà(モダー):バンド
【若手】
Marco Mengoni(マルコ・メンゴーニ)
Briga(ブリガ)
Francesca Michielin(フランチェスカ・ミキェリン)
Annalisa(アンナリーザ)
Loredana Errore(ロレダーナ・エッローレ)
Pinguini Tattici Nucleari(ピングイニ・タッティチ・ヌークレァーリ):バンド