※2020年3月11日時点の情報です。今後変わる可能性があります。ご注意ください！※
イタリアは現在新型コロナウィルス（COVID-19）による大きな影響が出ています。感染者・死者の数はが毎日大きく報道されています。いつもと違った空気が漂っています。
2020年3月9日から4月3日までイタリア全土が、Zona protetta（保護区）となりました。protetta は保護されたという意味です。現在イタリア全土で移動制限となっています。（レッドゾーンという言葉はもう使いません）
イタリア全域がZona protettaということで、どんなことが起こっているかというと。（3月11日現在）
・他の市への移動の禁止。
健康上・仕事上の必要性があれば移動することは可能です。移動には証明書が必要で、内務省のサイトからダウンロードできます。
・4月3日まで施設の閉鎖
以下の施設が閉鎖しています。
公共施設
学校（幼稚園から高校まで・大学）
食料品店・薬局以外の全ての商業施設
・飲食店の営業休止
その他、トリノ市内での公共交通機関では
・バス・路面電車の（運転手に近い）前側のドアの使用禁止
3月11日時点でトリノの街の様子はどうなっているか？
子どもが家にいること以外、日常生活に大きな影響は出ていません。しかし、買い物以外は外出しないようにしています。
日用品を買うための、市場もスーパーマーケットも入場制限をしながら営業しています。消毒関係の物を除いて商品の不足は起こっていません。トイレットペーパーもパスタも大丈夫です。
非常時に助け合いの精神が発揮されるのか、お店の人に大きな声を出す人もいません。
インスタグラムでは#iorestoacasa（訳・私は家に居る）という「引きこもり宣言」のハッシュタグ投稿が盛り上がっています。この3日で既に10万件を超え、20万件にもうすぐ届くでしょう。
3月のイタリアは観光は無理です。自分の家で過ごすしかありません。
早く日常が戻ってきて欲しいです！
旅ガイド本には載っていない、ワダシノブさんのイタリアの何気ない日常はこちら
