CULTURE

CULTURE

インディペンデント映画好きにおススメ!トリノフィルムフェスティバル

トリノ映画祭は、イタリアのトリノで毎年開催される国際映画祭です。


1982年、映画評論家で映画教授のジャンニ・ロンドリーノによって、国際青少年映画祭として創設されました。近年ではインディペンデント映画、ドキュメンタリー、実験映画に特化したイベントへと発展しています。


2023年は、第41回目。11月24日~12月2日の開催です。

毎年日本からの作品も上映されるのですが、2022年は、倍賞千恵子主演の「PLAN75」が上映され、大きな話題になりました。

ジョンウエイン特集

今回の特集の1つは、アメリカの俳優ジョン・ウェイン。この映画祭では、サウンド・シネマの黎明期から最後の主演作品まで、彼の代表作品が上映されます。映画の歴史ですね。


セルジオ・チッティ監督の回顧展

セルジオ・チッティ(1933年~2005年)はローマ出身の映画監督、脚本家、俳優としてマルチなタレントを発揮し、パゾリーニ監督の「ソドムの市」の脚本など協力者としても有名です。俳優フランコ・チッティの弟でもあります。生誕90周年を記念して、国立映画センターの協力のもと大回顧展です。


注目の上映作品

A difficult year

エリック・トレダノ監督作品。今年のオープニング作品は仏映画の「A difficult year」です。日本でも大変話題になった「最強のふたり」の監督によるによる、環境問題と経済格差をテーマにしたコメディ作品です。

Afire

クリスティアン・ペッツォルト監督作品。バルト海沿いの別荘で、制御不能の森林火災に巻き込まれた4人の人間関係を描いたドイツ作品。ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞。

A guardia di una fede

アンドレア・ザンベッリ監督作品。Ultrasと呼ばれる、サッカーチームの熱狂的なファン Claudio “Bocia Galimberti”の目を通して、ATlantaファンの歴史を追ったドキュメンタリーです。

他ではなかなか見れない上映作品がたくさんあり、毎年心待ちにしている映画祭です。今年はどんな作品がみれるか、今から楽しみです。


Torino Film Festival
2023/11/24-12/2