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一生に一度は観るべきオペラ! 世界最高峰の「トゥーランドット」を11/15(金)より映画館で!

最高のオペラを手軽に鑑賞できる機会がやってきました

オペラの原型はルネサンス後期の16世紀末、フィレンツェで古代ギリシャの演劇を復興したものだといわれます。それから数百年の時が経つ、オペラの歴史のなかで、最高傑作のひとつとされるのがプッチーニ作「トゥーランドット」。人生に一度はそんな最高傑作を感じてみたいという方も多いかと思います。しかし、本場のオペラを手軽に観ることは当然難しいのも事実です。

そこでおすすめするのが、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET=メト)の世界最高峰の最新オペラ公演を大スクリーンで楽しむMETライブビューイング。今シーズン第1作目となるプッチーニ「トゥーランドット」が全国公開となります。

METライブビューイング2019-20 プッチーニ「トゥーランドット」の予告動画を観ると、その迫力がわかります。

METライブビューイング2019-20 プッチーニ「トゥーランドット」

2019年11月15日(金)~21日(木)※東劇のみ11/28(木)までの2週上映
東劇・新宿ピカデリーほか全国公開
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン 演出:フランコ・ゼフィレッリ
出演:クリスティーン・ガーキー、ユシフ・エイヴァゾフほか
METライブビューイング公式HP:https://www.shochiku.co.jp/met/

オペラの殿堂・メトロポリタン歌劇場とは?
ニューヨークは、19世紀後半以降に豊かな経済力を背景として文化芸術・芸能の拠点として発展してきた「富と芸術の幸せな結婚」の街。中でもメトロポリタン歌劇場(MET=メト)は「世界で一番贅沢なオペラハウス」といっても過言ではありません。約4000名収容のスケールの大きい劇場には、人気と実力を誇る世界中の歌手が集結し、話題作や人気作がシーズン中ほぼ毎晩上演されます。2006年からは、そのオペラ公演を高画質・高音質の映像で世界中の国々へライブ配信を開始した。それがMETライブビューイング。映画館の客席がそのままオペラの特等席となるのです。

METライブビューイングの魅力
10台以上のカメラを駆使して収録される舞台は、歌手の細やかな表情や動き、衣装やセットの美しさまで余すところなく伝えてくれます。さらに幕間には、主演歌手やスタッフのインタビューもあり、興味深いスターの素顔や本音、知られざる舞台裏事情も知ることが出来まする。もちろんすべて日本語字幕付きです。劇場芸術に興味はあっても、まだ実際のオペラを観たことがなければ、まずはライブビューイングへ行くことをお薦めします。心ときめく本物のエンタテインメントがあなたを待っています。しかも今シーズンの開幕第1作はプッチーニ「トゥーランドット」。METの魅力を味わうには最高の演目ではないでしょうか。

「誰も寝てはならぬ」は必聴!
絶世の美女にして冷酷無比なトゥーランドット姫と王子カラフの物語は、緊張感をはらんだ壮大な愛のドラマでありファンタジー。プッチーニの音楽は、大編成のオーケストラを駆使した宇宙的広がりを持っていて、聴く人の魂を揺さぶります。トリノ・オリンピックで荒川静香選手の金メダル獲得の音楽となり、いまやテノールのアリアで知らない人はいないほど有名な「誰も寝てはならぬ」も実際のオペラの中で歌われる時の感動は格別です。
今回の演出は、今年亡くなったイタリアの巨匠ゼフィレッリが手掛けた豪華絢爛なプロダクションなのも見どころ。台本に描かれた世界を美しく調和のとれた舞台に仕立てるのみならず、スペクタクルの要素も取り入れて観る者を圧倒します。オペラは音楽だけでなく、物語としての文学、芝居をする意味での演劇、衣装やセットなどの美術、照明…様々な芸術が重なり合う「総合芸術」ゆえに他の追随を許さぬ濃密な美を体感できます。世界最高峰のMETの「トゥーランドット」を観ればそれが納得でき、何より一生モノの感激となるはずです。

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