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イタリアが生んだ奇跡の歌声!ステージと観客が一体となった感動的な一夜

Keiko Shimada

2026.09.28

9月18日の夜、イタリア文化会館アニェッリホールにおいて、イタリアから来日した2人のミュージカルスターとイタリアで活躍する日本人ソプラノ歌手、そして世代を超えたコーラスによる「Luxury Italian Night」が華やかに開催。圧倒的な歌唱はもちろん、会場を巻き込む演出によって、大きな感動が広がっていきました。


イタリアにゆかりのある3人のソリスト

圧倒的なハイボイスで知られ、イタリアで数々の賞に輝き、ミュージカル界で高く評価される実力派アーティストLuca Giacomelli Ferrarini(ルーカ・ジャコメッリ・フェッラリーニ)。ミュージカル、舞台、映像作品など、幅広い分野で活躍し、洗練されたステージングで観客を魅了するCristian Ruiz(クリスティアン・ルイス)。日本とイタリアをつなぐ舞台芸術・音楽交流に取り組むソプラノ歌手・プロデューサーのMami Sakuta(作田麻美)。
有名なミュージカルナンバーを中心に、3人のソリストが共演するステージが東京・九段下のイタリア文化会館で開催されました。


オープニングを飾ったのは、『キャバレー』の「Willkommen」。観客を舞台に引き込む名曲は、表現力豊かなクリスティアンにぴったりのナンバー。ステージが始まったばかりの1曲目にも関わらず、客席から大きな歓声が湧き上がり、その盛り上がりに驚かされました。


ステージで歌うクリスティアン・ルイス

客席からも声が響き会場全体がステージに!

3曲目のカンツォーネ「Roma non fa la stupida stasera」では、ソリスト3人がステージに登場。コーラスも参加して、愛する女性との一夜のために「ローマよ、今夜だけは意地悪しないで」と歌い上げました。


3人のソリストが共演したナンバー

4曲目の「Luna」は『ノートルダム・ド・パリ』のナンバーで、夜空に輝く月に向かって、叶わぬ恋に苦しむカジモドの想いを訴える切ない歌。

イタリアのミュージカル界を中心にトップスターとして活躍し、プッチーニのオペラ『トゥーランドット』でペルシャの王子役を演じるなど、オペラの舞台にも出演しているルーカが切々と歌い上げ、会場は静まり返りました。


ステージで歌うルーカ・ジャコメッリ・フェッラリーニ

そしてACT1の白眉は、ミュージカル『RENT』の「Seasons of Love」。3人のソリストに加え、観客席に隠れていたメンバーや子どもたちを含め、たくさんのコーラスが加わり、「人を愛した瞬間こそが人生の価値を形づくる」と歌い上げました。


まさに「Luxury Italian Night」を象徴する瞬間。仲間との絆、生きることの尊さを讃える名曲には、観客も手拍子で加わり、会場全体に一体感が広がりました。



ルーカが脚本・演出を手がけた作品も初披露

ACT2の冒頭を飾ったのは、ルーカが脚本・演出を手がけ、10年の歳月をかけて完成させた新作ミュージカル『Nessus Dorma』から「Elvira」。
―浮気性だったプッチーニの妻エルヴィラが若い女性との仲を疑って中傷するビラを撒き、傷ついた女性が自殺してしまう。だが、実際はその女性は無実で、激怒したプッチーニによって夫婦関係は破綻するー


ステージで歌うクリスティアン・ルイス

かなりドロドロしたストーリーの中でも、最もドラマティックな場面を歌い上げたのはクリスティアン。ルーカにとって特別な曲、演劇的要素も高い歌曲を巧みに歌い上げ、観客は一気に惹きつけられました。


ソリスト3人が登場して盛り上がったのが、イタリアの曲で最も有名な「’O sole mio」。「私の太陽はあなたの顔に輝いている」という歌詞の通り、愛する人への想いを歌ったナポリ歌曲。ミュージカルスターの伸びやかな歌声と、クラシックのソプラノの圧倒的に豊かな声量。3人の歌声が交錯し、お互いを高め合い、ナポリの美しい空と蒼い海が浮かんでくるようでした。


3人のソリストが共演したナンバー
ステージで歌う作田麻美とルーカ・ジャコメッリ・フェッラリーニク

フィナーレを飾った祈りの歌

ルーカの名をひときわ高めたのは「驚異的な音域」で、低音から超高音までを自由自在に行き来する、卓越したコントロール能力を誇ります。その実力が遺憾なく発揮されたのが、『ジーザス・クライスト=スーパースター』の「Gethsemane」。十字架にかけられる運命を目前にしたイエスが、父である神に向かって恐怖、怒り、疑問をぶつける作品最大のクライマックスで歌われる名曲です。


圧倒的なハイボイスを交え、イエスの人間としての苦しみや葛藤を感じさせる歌声によって、観客はまるでゲッセマネの園にいるかのような臨場感に包まれました。


ステージで熱唱するルーカ・ジャコメッリ・フェッラリーニ

そして、グランドフィナーレを飾ったのは、「The Prayer」。暗闇の中でも正しい道へ導かれ、誰もが平和で安全に生きられるように。3人のソリストとコーラス、すべてがステージに上がり、祈りの歌が英語とイタリア語で紡がれました。


フィナーレの曲を歌うソリストとコーラス

華やかで楽しい「Luxury Italian Night」のラストを飾った曲が祈りの歌であったことに、筆者は感銘を受けました。

ルーカ・ジャコメッリ・フェッラリーニ。クリスティアン・ルイス。作田麻美。3人のソリストとピアニスト仲野亜美、コーラス参加者が一体となって創り上げた、特別なステージ。


分断が進む世界の中で、芸術や音楽に何ができるのか。
そんな熱い想いが響きわたった、特別な一夜となりました。


Italian Luxury Nightについて、イタリアのミュージカル広告媒体Musical.Itに掲載されました。
https://www.musical.it/news/cristian-ruiz-e-luca-giacomelli-ferrarini-protagonisti-della-luxury-italian-night-di-tokyo?shem=aimgspc


Stage Unison Japan コーラスメンバー募集のお知らせ

Stage Unison Japanでは、今後もイタリア人アーティストを招致し、子どもから大人まで舞台に立つ楽しさを体験していただけるイベントを継続的に開催いたします。

・12月22日(火) クリスマスコンサート

コーラスによるクリスマスソングメドレー

・2027年2月20日(予定)

元アレーナ歌劇場コンサートマスターのGunther Sanin(グンター・サニーン)氏を迎えたコンサートを開催。


詳しくはStage Unison Japan 公式Instagram
https://www.instagram.com/stageunisonjapan/


経験の有無にかかわらず、音楽が好きな方、舞台に立ってみたい方、親子で参加してみたい方など、ぜひお気軽にお問い合わせください。
stageunisonjapan@gmail.com

Stage Unison Japan 代表 作田麻美