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親しき仲にも礼儀あり? イタリア式挨拶

イタリア生活も10年を超えましたが、未だにどうしていいのか、迷うものがあります。

それが、イタリア式の挨拶です。

親しい友人との両方の頬にbacio(キス)という挨拶。これをいつから・どの距離感からするべきなのか問題。毎回悩んでいます。

ちなみにキスと書いていますが、実際に唇があたることはありません。

イタリア式のあいさつはbacioキス

初対面の場合の挨拶は、握手です。握手し、相手の顔をみながら、お互いに名乗ります。すっと手を出して、名乗る。こんな簡単なのに、慣れるまではなかなかスマートにできずに苦労しました。

もう1つ難しいのが名前。名前を覚えるのが大変です。

初対面のときしか名乗らないし、日本のように名刺を持ち歩く人も少ない。「えーっと、あの人の名前 は……?」と、毎回なります 。

お別れの時の挨拶は、出会った時と同じようにに握手かbacioです

お別れの時の挨拶は、出会った時と同じようにに握手かbacioです。

「お会いできて光栄でした」と いうフォーマルな挨拶と握手なのか、親しい者同士のbacio。ここも悩みます。

また、よほど大勢の集まりでなければ、1人ずつお暇の挨拶をして回ります。遠くからバイバイ!は無しです。なので、夕食会の終わりに友達同士が挨拶待ちなんてこともよくあります。

食事が終わって、会計が終わってから30分以上も挨拶してるなんてことも。なかなか離れがたいのか。

ちなみに電話でも同様で、なかなか通話が終わりません。「チャオ、チャオ、チャオ、チャオ…」なんてずーっと続くことも。

挨拶がスッとできるようにまだまだ練習中です。

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