グッゲンハイム財団へ寄付
毎年、異なるアーティストが、その年にリリースされるオルネッライアの新ヴィンテージのキャラクターをアートラベルで表現するプロジェクト。それが、オルネッライアの「ヴェンデミア・ダルティスタ」です。今年の「ヴェンデミア・ダルティスタ」慈善オークションも盛況を博し、収益はソロモン・R・グッゲンハイム財団*へ寄付されます。
アートの修復に
ボナムス社主催によるオンライン・オークションの売却益は、300,000ドルに上りました。この収益は、グッゲンハイム美術館が2025年7月15日からニューヨークで開催する展覧会、「コレクション・イン・フォーカス:近代ヨーロッパの潮流展」を支援するために使われます。展示作品の修復、および、作品の調査・研究に充当される予定です。

カメルーン出身のタイユー氏のスペシャルラベル
6月24日に終了した今回のオークションには、カメルーン出身の現代芸術家パスカル・マルティン・タイユーの作品がお目見え。今回の第17回「ヴェンデミア・ダルティスタ」では、タイユー氏による、2022年ヴィンテージのビッグフォーマット作品が、世界中のアートコレクターによって落札されました。この作品は、2022年ヴィンテージのキーワード「ラ・デテルミナツィオーネ(決意)」をテーマに制作されたもので、タイユーは、植物が種子から芽を出し、気候に順応しながら花を咲かせ、やがて実を結ぶという“生命のライフサイクル”を着想源に、色彩の物質性と生命の歓喜を探求する自身のスタイルで、ヴィンテージの特徴を独自に表現しました。


フレスコバルディ侯爵のコメント
オルネッライア代表取締役社長のランベルト・フレスコバルディは、「オークションにご参加くださった世界中のコレクターの皆様、そして、これまで私たちと共に芸術への情熱を共有してくださった方々に心より感謝申し上げます。ニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催される展覧会『コレクション・イン・フォーカス:近代ヨーロッパの潮流展』を支援できることを嬉しく思います。個人的にも、この特別な芸術作品に出会えることをとても楽しみにしています」とコメント。
また、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館・財団の館長兼CEO、マリエット・ウェスターマン博士は以下のように述べています。「ヴェンデミア・ダルティスタを通じたオルネッライアの長年にわたる寛大なご支援に、深く感謝しています。今年の意義ある取り組みにより、同展覧会で紹介される、重要でありながらこれまであまり公開されてこなかった作品の保存・修復が実現します」

アートとワインラバーに国境なし
ワインを購入したり、飲むことで、新しいアートと新旧のアーティストの未来を築いていけるなんて、ワインとは何と素晴らしいものでしょう!17世期前半に、音楽家も輩出したフレスコバルディ家が、自国のみならず、世界中の芸術家とアートを応援していく姿勢に、感銘を受けます。ワインを愛する人達の懐の深さに、国境はないようです。

*ソロモン・R・グッゲンハイム財団
1937年に設立。現代美術、および、近代美術の鑑賞と啓蒙を目的とし、展覧会、教育プログラム、研究、出版活動を展開しています。同財団は、グッゲンハイム・ニューヨーク、ペギー・グッゲンハイム・コレクション、グッゲンハイム・ビルバオの三ヶ所で国際的な美術館ネットワークを構築しており、近い将来、グッゲンハイム・アブダビを開館する予定です。ニューヨークのグッゲンハイム美術館は、フランク・ロイド・ライトが、「精神の神殿」をモチーフに設計したもので、館内の革新的な芸術作品と見事に融和しています。フランク・ロイド・ライトが設計した建造物はアメリカ国内に八棟あり、ニューヨークの美術館はその一つとして、ユネスコの世界遺産に登録されました。グッゲンハイム・ニューヨーク美術館、および、世界各地でのグッゲンハイム財団の活動の詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。