ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイ、そしてブルース・チャトウィンといった芸術家や思想家に愛される伝説的ノートブックを、2世紀もの間、。誕生させてきた「Moleskine(モレスキン)」。
今日のモレスキンは、様々な機能を持つノートブック、ダイアリー、バッグコレクションやデジタルツールなどを総括したライフスタイルブランドとして展開。
今を生きるクリエイティブで想像力に富んだプロフェッショナル達をサポートし、創造性や想像力、思考力を育み、記憶をとどめるツールとして愛され続けています。

そんなモレスキンとミラノを拠点に世界の貧困地域で教育普及活動を行う非営利団体「Moleskine Foundation(モレスキン財団)」が主催する巡回展『Detour Tokyo』が、東京の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて、、2025年9月10日(水)~9月23日(火)まで開催。
これまでロンドン、上海、パリ、ニューヨーク、ミラノ、そして2025年大阪・関西万博を巡回してきました同展覧会では、財団が所蔵する1,600冊を超えるノートブックアートの中から、その土地の文脈に合わせて厳選された作品を展示予定です。

展示されるノートブックは、世界的に著名なアーティスト、建築家、映画監督、デザイナー、ミュージシャン、作家に加え、学生や文化団体、若手クリエイターから寄贈されたもの。描く、切り取る、解体する、再構築するといった創作のプロセスを経て、ときに彫刻のような立体作品へと変化し、唯一無二のアートピースとして新たな命が吹き込まれています。
これまでに建築家の隈研吾氏、伊東豊雄氏、映画監督のスパイク・ジョーンズ氏、デザイナーのロン・アラッド氏、三つ星シェフのハインツ・ベック氏をはじめ、各界のクリエイターが参加。
彼らは「Creativity for Social Change(創造性による社会変革)」というモレスキン財団の理念に共鳴し、若者たちの創造性と多角的思考を育む教育プログラムに賛同して、自らの作品を寄贈してきました。

今回、東京での展覧会開催を記念して、キュレーターの長谷川祐子氏および亀有のアートセンターSKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)の協力のもと、新たに16名のアーティストによる作品が寄贈されることになりました。
新たな参加アーティストには、詩人の吉増剛造氏、彫刻家の名和晃平氏、俳優の板垣李光人氏、アーティストの清川あさみ氏、デザイナーの森永邦彦氏、建築コレクティブ GROUP、アーティストのSAIKO OTAKE氏、彫刻家の中村哲也氏、アーティストのローレン・サイ氏、歌手のアイナ・ジ・エンド氏、デザイナーの松本陽介氏 (MIYAKE DESIGN STUDIO)など、多様な分野で活躍する表現者が名を連ねています。


本展では計41点の作品が展示されており、今後発売予定のMIYAKE DESIGN STUDIOとモレスキンによる、新たなデザインツール『NOTE-A-NOTE』も使用。
『NOTE-A-NOTE』は、出会いの場での第一印象をそのまま書き留めれるようにデザインされた新しい発想のアイテムです。

ジャンルを超えた創造性が交差する本展を通じて、ノートブックという身近な媒体が持つ新たな可能性をぜひ体感してみてはいかがでしょうか。
『Detour Tokyo』
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
東京都港区赤坂9丁目7−6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
開催日程:2025年9月10日(水)~9月23日(火)
オープン時間:10:00-19:00
主催:モレスキン & モレスキン財団
お問い合わせ:03-5962-7603