イタリア家具の雄、カッペリーニとテクノとは?
1946年に北イタリアで創業した家具メーカーCappellini(カッペリーニ)。
そして、1953年創業の木工家具メーカーを前身としたTecno(テクノ)。
2ブランドの家具の展示を通じて、ライフスタイルを提案するショールーム「Cappellini Point Tokyo / Tecno Design Tokyo」が西麻布にリニューアルオープン! そのオープニングパーティにSHOPITALIA編集部もお邪魔しました。
今回新たにリニューアルしたショールームは、西麻布の住宅街に戦後間もなく建てられた外国人向けテラスハウスをリノベーションしたなんとも趣のある空間。さわやかな黄色の塗装と、生い茂る緑で装飾された外観が印象的でした。
4月3日(水)18時から開かれたオープニングパーティには、この新たなショールームを心待ちにしていた方も多く、建築・設計・インテリア関連及び自動車関連業界の方々などが参加。ショールームの鑑賞を楽しむ人、中庭のテラスでドリンクやフードを片手に談笑を楽しむ人など……まるで友人のホームパーティに呼ばれたような、そんなアットホームでオープンなパーティでした。
「Cappellini Point Tokyo/ Tecno Design Tokyo」に広がる夢の世界
1階にはCappellini社、2階にはTecno社のショールームを併設しています。
1階のアーティスティックな家具が並ぶショールームでは、多様化するライフスタイルに向けたトータルコーディネートを提案。 Cappellini のデザインとアートな商品が作り出す空間やライフスタイルまでも提案ができるショールームです。オーク材のフローリングとブルーの壁面が織りなす空間はミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨークなど他のCappellini Point と共通のコンセプトなのだそう。
Cappelliniが昨年末、期間限定でサンペレグリノとコラボした「カッペリーニ・エディション・ボトル」も展示されていました。
2階のTecnoのショールームは、オフィスのような空間で、1階とはまた別の世界に来たかのような雰囲気。
ホームユースからオフィスへと幅広いラインナップでワークプレイス・コンセプトの再定義に積極的に取り組むTecno。同社のアイコニックな製品の数々は世界中のコンテンポラリーアート・ミュージアムにも収蔵されています。
代表作としては、1987年コンパッソ・ドーロ賞受賞のNorman FosterのNomos Table、これらをライブオフィスで体感できます。
ちなみに、1階も2階もショールームとしてだけではなく、セミナーやイベントの会場としても使用が可能だといいます。
イタリアのモダン家具に囲まれた空間を存分に味わえるショールーム、「Cappellini Point Tokyo/ Tecno Design Tokyo」に訪れる価値は十分にあります。
Cappellini Point Tokyo/ Tecno Design Tokyo
住所:東京都港区西麻布1-9-7
電話番号:03-3462-1713
営業時間:10:00 ~18:00(完全アポイントメント制)
定休日: 土、日、祝
Cappellini
北イタリアのMEDAにて1946年に木工家具メーカーとして創業、1979年に創業者の二代目 Giulio Cappellini(ジュリオ・カッペリーニ)がディレクターとして参画し、1980年代にはモダン家具メーカーとして数々のデザイナーズ家具を発表し業界の注目を集める。
Tecno
1953年に創業。ワークプレース・コンセプトの再定義に積極的に取り組み、デザイン、クオリティ、素材とクラフトマンシップに拘った革新的な家具を生産するイタリアのデザイン界を牽引する代表的な企業。
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