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美人ライターが教える④「絶対に外さないルッカへの旅~フィレンツェから気軽にルネッサンス時代を体感~」

丸山尚弓

2026.06.23

フィレンツェ~ピサ~ルッカへのスモールトリップ

ルッカの広場

さて、フィレンツェから行けるミニ旅行の後編です! 2つめの目的地はルッカ。最初の目的地、斜塔のあるピサからは30分程です。電車でもバスでも行くことができ、所要時間は同じぐらいのようです。ピサの城壁のすぐそばからバスが出ていたので、筆者はバスをチョイスしました。


ピサから出ているバス

バスのチケットは車内でも買えますが、運転手さんがチケットを切らしている場合があるので、ご心配な方は大きな駅にあるTABACCHI(タバッキ:売店のこと)を事前に購入しておいた方が安心です。小さい街だと、売店がお昼休みの時間はどこも一斉に閉まり、チケットが買えないことが多々あるとか。区間制の料金になっていますので、どこからどこまでと言うのを忘れずに。
ちなみに下記のように伝えると良いそう。


Vorrei un biglietto da 〇〇 a △△(ヴォレイ・ウン・ビリエット・ダ・〇〇・ア・△△)=〇〇からまでの△△までのチケットください。


バスも電車と同様に打刻をお忘れなく。
ルッカのバス停をおりると5分ほどですぐにイエローの壁が特徴的な街なみが見えてきます。ルッカは周囲4キロメートル強を城壁に囲まれた小さな城塞都市で、「蝶々婦人」や「トスカ」などオペラで知られ19世紀の作曲家、プッチーニの生誕地です。派手さはありませんが、素朴な雰囲気が散策にはもってこいですね。ここまでルネッサンス時代、中世の街並みがそのまま残っている場所はイタリアでも珍しいです。


ルッカの地図

楕円形をしたアンフィニテアトロ広場や(ローマ帝国時代の円形闘技場の観客席の部分がそのまま住居になった珍しい広場)、搭のてっぺんに樫の木が生い茂っているグイニージの塔が有名で、その他にもプッチーニミュージアムや、サンマルティーノ大聖堂、それからバロック式の庭園が非常に美しいプファンナー宮など、魅力的なスポットがギュッと城壁の中に集まっています。


ルッカを時短で楽しむ方法

まずは1番のバス停のところから街の中心部めがけて、道なりに歩いて行きます。


アンフィテアトロ広場

15分ほどで左手には前述のグイニージの塔が(地図では31番)。中世イタリアには権力の象徴として高い塔をつくろうとする傾向がありました。自治都市では高さ制限が設けてあり、ルッカでは44m。そこで当時の権力者グイニージは誰よりも塔を高くするために、塔の上にこのように植樹したとされています。最上部までは230段の階段を上らなくてはなりませんが、ルッカの街並みを一望できる眺めはとても綺麗。


グイニージの塔
住所:Via_Sant'Andrea_45,55100,Lucca,Italy
http://www.turismo.lucca.it/en/towers

グイニージの塔から少し北に行ったところには、アンフィテアトロ広場(40番)があります。


アンフィテアトロ広場

ローマ時代の円形闘技場の跡地に作られており、闘技場の客席部分に当たる場所は、中世に建てられた建物が並んでいます。住居や土産屋さん、バールなどのショップが営業しています。広場のカフェで一休みするのも良いでしょう。


サンフレディアーノ聖堂

アンフィテアトロ広場の周辺には、サン ピエトロ ソマルディ教会やサン フレディアーノ聖堂(42番)があり、合わせて見学するのがおすすめです。


サンフレディアーノ聖堂のモザイク画

キリストの昇天を描いたサンフレディアーノ聖堂のモザイク画は本当に見事ですよ。屋外で800年以上の時を経ても、こんなに鮮やかな色彩を保っているのはモザイク画だからこそ。すごいですよね。


サンフレディアーノ聖堂

ロマネスク様式の教会の中には、ドアのそばにある12世紀の円形をした洗礼盤をはじめ、ヤコポ デッラ クエルチャの祭壇彫刻、彫刻家・陶匠のアンドレア デッラ ロッビアの彩色陶板による「受胎告知」など有名な美術品が数多く並びます。


そして、ルッカの重要な聖職者「聖ジタ」の遺骸が800年の時を経て未だに眠っています。1580 年に掘り出されたとき、この遺骸にはほとんど腐敗の影響が見られず損傷がない状態だったそうです。外気に触れて、今ではミイラ化していますが、ガラス越しに美しく飾られた顔や手を見る事ができます。
奥にある聖堂正面もステンドグラスから差し込む光がとても美しいです。


聖堂を出たあとは庭園が美しいプファンナー宮(13番)へ。


プファンナー宮

ここは1660年にシルクを取扱う商人貴族であったモリコーニ家の館として建造されました。歴代の住人には、プッチーニの主治医や、ルッカの市長を勤めた方などがいます。中央の噴水を中心として美しいイタリア式庭園が広がる様は時間を忘れてしまいそうになります。


プファンナー宮の庭園

本当は館の内部もとても素晴らしいので、じっくりと見学したいのですが、タイムアップ! 急いで1番のバス発着場所までもどります。
が、途中で寄り道して最後はやっぱりジェラートを。


ジェラートとジェラテリア

ここのお店は地元の方とお見受けする方がたくさん並んでいたので選びましたが、実際とても美味しかったです!
バスでルッカの駅まで向かい、フィレンツェまで乗り換えなしで1時間半。 楽しい1日の余韻にひたりながら帰ります。ピサもルッカも今度はもっとじっくり見たい!そう思える街でした。


次回はフィレンツェから日帰りでいけるシリーズで、シエナでの1日をご紹介したいと思っています。
乞うご期待!


*2019年10月25日掲載の記事を再編集しています。