オルネッライアとは
オルネッライアは、700年以上のワイン生産の歴史を誇る、トスカーナの名門フレスコバルディ家が、2005年より所有。フレスコバルディ家は、1,200~1,300年代からフィレンツェの銀行家として名を馳せ、ルネッサンス期の芸術支援をしたファミリーとしても有名です。オルネッライアは、現在ランベルト・フレスコバルディ侯爵が代表取締役として統括しています。
オルネッライアは、いわゆるスーパータスカンの一つ 。海に近いボルゲリの温暖な海洋性気候を生かし、「トスカーナのテロワール × ボルドー品種」というスタイルを確立しています。ボルドーの理想を、地中海のテロワールで実現したワインと言えます。

畑は、海岸から約10km。午後になると、ティレニア海からの風が吹き抜けます。この海風が、タンニンをよりしなやかに、より美しく整えていくのです。

2023年は、ラ・ヴィタリタ (生命力)そのもの
今年も、春浅い2月に、オルネッライアの新ヴィンテージが、世界市場に向け、リリースされました。2023年は、イタリア語で、ラ・ヴィタリタ (生命力)と名付けられ、自然がブドウを力強く支え、ワイナリーの人々が寄り添った年。力強さと繊細さが共存する、素晴らしいヴィンテージです。

2023 年の天候
ボルゲリの2023年は難しいヴィンテージとされましたが、重要な生育期には好天に恵まれました。
冬は温暖で生育は早く進み、春の豊富な雨が土壌に十分な水分をキープ。
夏は暑かったものの極端な高温はなく、適度な雨によりブドウは健全に成熟。
ゆっくりとした熟成により凝縮度が高まりました。
8月末の雨と9月の涼しい夜が香りと酸を育み、力強さとエレガンスを兼ね備えたワインとなったのです。
ワクワクの試飲
この23年ヴィンテージを試飲する機会がありました。真剣試飲タイムは、長年の経験で、朝10:00〜11:00が良いと思うので、今回も、10:20にスタート。

美しい色
赤みを帯びた深いレッドパープル。クリアーな縁のリムが美しく、グラスを伝うしっかりとしたレッグズからも、ワインの豊かな凝縮感が感じられます。

愛らしい香り
グラスに注いで少し時間を置くと、香りがふわりと広がります。ブラックチェリーや黒系ベリーの果実に、森の木々の含みや、アーシーなニュアンス。スパイシーさも感じられます。更に、ほのかな焼き菓子のような温かみのある香りが重なり、力強さの中に洗練されたエレガンスを感じさせます。
力強くシルキーな味わい
フルボディで、凝縮した果実味とスパイシーな風味が美しく広がります。密度のあるタンニンがしっかりとした骨格を形づくりながら、口当たりは驚くほどシルキー。程よい酸が全体を引き締め、余韻にはほのかにモカを思わせるニュアンスが静かに残ります。
テクニカルディレクター マルコさんのコメント
「オルネッライア 2023―ラ・ヴィタリタ」は、力強さと同時 に、際立った繊細さを備えています。生命力に満ち、生き 生きとしたワインで、絹のように滑らかなタンニンと余韻がいつまでも続きます。豊かな余韻には、立 体的な風味と、地中海が持つ豊潤さを感じます」 と、オルネッライアのテクニカルディレクター マルコ・バルシメッリさんがコメントされていますが、その言葉通りのワインでした!

ボルゲリのテロワールを余すところなく見せるオルネッライア。今後、力強さと繊細さが共存する2023年ヴィンテージが、どの様に熟成していくのか、観察していくのが楽しみになってきました。
オルネッライア公式サイト https://www.ornellaia.com/ja/