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エミリア・ロマーニャ州の美食を味わうイタリア大使館のイベントに潜入!

Keiko Shimada

2026.03.17

イタリア最高峰の美食を誇るエミリア・ロマーニャ州が、「FOODEX JAPAN 2026」に初めて独自ブースを出展。それを記念したイベントが駐日イタリア大使館で開催され、多くのゲストが豊かな食材の恵みを堪能しました。



イタリアを代表する農産物の宝庫、エミリア・ロマーニャ州

イタリア北東部にあるエミリア・ロマーニャ州は、豊かな農産物に恵まれた地域。DOP(原産地呼称保護)とIGP(地理表示保護)に認定された製品が世界で最も集中し、イタリアが誇るいくつもの名産品が生まれました。ボローニャを州都とするエミリア・ロマーニャ州各県には、古くからの食の伝統が息づいています。


日本向け農産食品輸出でもイタリア第1位を誇るエミリア・ロマーニャ州。「FOODEX JAPAN 2026」には、初めてエミリア・ロマーニャ州独自ブースを出展し、35団体が参加します。駐日イタリア大使館で開催されたイベントには、大阪・関西万博でイタリアパビリオンのアンバサダーを務めたコシノジュンコさんをはじめ、メディア報道関係者やイタリアに縁のある方々が招かれ、美食を愉しみました。


2026年2月27日に着任したばかりのマリオ・ヴァッターニ駐日イタリア大使の挨拶で始まったレセプションは、エミリオ・ロマーニャ州の関係者やフェラーリCEOのベネデット・ヴィーニャ氏がスピーチ。世界の美食界において最も革新的かつ影響力のある存在と言われるシェフ、マッシモ・ボットゥーラ氏は、来日が予定されていたものの叶わず、ビデオメッセージを寄せてくれました。

マリオ・ヴァッターニ駐日イタリア大使
マリオ・ヴァッターニ駐日イタリア大使
フェラーリCEOベネデット・ヴィーニャ氏
モデナが本拠地のフェラーリCEOベネデット・ヴィーニャ氏

“イタリア料理の父”のレシピを再現

このイベントの主役は、なんといっても特別ディナー!「エミリア・ロマーニャ州と日本の出会い ぺッレグリーノ・アルトゥージとDOP・IG食材による特別ディナー」と題されたフルコースが、立食形式で提供されます。ぺッレグリーノ・アルトゥージとは、イタリア初の体系的な料理のレシピ本を出版し、“イタリア料理の父”と呼ばれている偉人。イタリア料理界の巨匠ペッレグリーノ・アルトゥージの功績をたたえて、彼の出身地であるエミリア・ロマーニャ州フォルリンポポリに設立された「Casa Artusi カーサ・アルトゥージ」(料理学校や図書館を備えた複合施設)に、 そのガストロノミー精神が受け継がれています。


ウェルカムドリンクとともに提供されたのは、クリスピーに仕上げた「モルタデッラ・ボローニャIGのキューブ」。日本ではボロニアソーセージという名前でおなじみですが、柑橘風味のマヨネーズが添えられて風味が際立っていました。


ディナー会場に足を運ぶと、カットされたグラナ・パダーノDOPが卓上に!ややあっさりした風味のハードチーズは、そのまま食べた後、エミリア・ロマーニャ産オーガニック蜂蜜をかけると、いくらでも食べられる美味しさ。パルミジャーノ・レッジャーノよりお手軽ということで、日本にもたくさん輸入して欲しいと思いました。

ハードチーズ グラナ・パダーノDOP

「ローストしたロマーニャ産エシャロットIGPのブルスケッタ」。メインはエシャロットで、なんと洞窟で熟成させるソリアーノ産フォッサチーズDOPをたっぷりトッピング。筆者は、モデナ産バルサミコ酢IGPをかけて食べてみました。意外性のある組み合わせで、すべての料理を味わった後、「これが一番美味しかった」とおっしゃっていたゲストもいました。

エシャロットのブルスケッタ
モデナ産バルサミコ

本場のシェフがパルミジャーノ・レッジャーノをカット

会場がひときわ湧いたのが、“チーズの王様”パルミジャーノ・レッジャーノのカットセレモニー。サイド部分にパルミジャーノ・レッジャーノナイフを3本突き立て、チーズナイフで真っ二つに切り開くと、凸凹になった断面が現れます。削りたて!24か月熟成のパルミジャーノ・レッジャーノは、濃厚なコクで流石の美味しさ。瞬く間になくなっていきました。

カットされたパルミジャーノ・レッジャーノ
ファッションデザイナーのコシノジュンコさん
常に第一線で活躍するファッションデザイナーのコシノジュンコさん
和服姿の男性ゲスト
和服で参加されたゲスの方も

パスタは2種類登場しましたが、見た目でリゾットだと思ったのが小さな丸いパスタ『マルファッティーネ』で、ペッレグリーノ・アルトゥージの第45番にあたるレシピです。24か月熟成パルミジャーノ・レッジャーノDOPのクリームで仕上げ、ヴォギエーラ産黒にんにくDOPパウダーが添えられ、プリプリッとした食感がクセになる味。筆者はおかわりしてしまいました。

パスタ マルファッティーネ

2つ目のパスタは、日本でも人気の『ボローニャ風ラザニア』。エミリア・ロマーニャ伝統のミネストラ・ヴェルデ=緑色のスープを効かせ、塩味を控えたやさしい味わいでした。

ボローニャ風ラザニア
モンテ物産 代表の森本明子さん
2026年度 在日イタリア商工会議所主催イタリアMimosa Day 「ミモザアワード」を受賞したモンテ物産 代表取締役社長の森本明子さん

口の中でほどける牛ほほ肉は絶品!

かなりお腹が満たされてきたところに登場したメイン『牛ほほ肉のグレーズ』。“グレーズ”とは、濃厚なソースを煮詰めて艶を出すことで、見るからに美味しそうな仕上がりです。「一口で食べられるかなー」と思いましたが、ほろほろと崩れるように、ナイフのいらない柔らか食感。満足感の高い一品でした。

牛ほほ肉のグレーズ

デザートはレシピ第675番『アルトゥージ風ズッパ・イングレーゼ』。カスタードの下に隠されたリキュールに浸したスポンジ生地がポイントで、食感の変化も楽しめるデザートです。

料理を作ったシェフたち
今回の料理を担当したシェフたち

イタリアが誇るエミリア・ロマーニャの美食の数々は、豊かな大地の恵みを、伝統的な調理法でより高める王道の美味しさ。レストランで、家庭で、イタリア旅行で、その魅力をお楽しみください!


庭に展示されたフェラーリ 849 テスタロッサ
正面玄関のサイドスペースに展示されたファラーリ 849 テスタロッサ

エミリア・ロマーニャ州 食品特設サイト

https://emilia-romagna.jp