2月にリニューアルを迎えたITALIANITYは、大阪・関西万博のイタリアパビリオンをはじめ、読者の皆さまに喜んでいただける情報を取材し、臨場感あふれる記事をお届けするために駆け回った一年となりました。2025年のラスト投稿は、一年を振り返ります。
ロゴもデザインも一新して2月にリニューアル!
スマホで見やすい誌面を目指して、ロゴもデザインも一新した『ITALIANITY』。リニューアル記念として実施したイタリア最高峰のワインが当たる『PRESENT CAMPAIGN』には、たくさんのご応募をいただきました。3月には『FOODEX JAPAN 2025』を取材し、ピッツァより軽くてヘルシーなピンサをはじめ、イタリアの食の最前線をレポート。読者の関心が高いイタリア料理に迫りました。


大阪・関西万博を席巻したイタリアパビリオン
4月13日に開幕した大阪・関西万博のイタリアパビリオンは、『ファルネーゼのアトラス』、レオナルド・ダ・ヴィンチの『アトランティコ手稿』をはじめ、本物のアートが会場を埋め尽くしました。さらに、館内のバチカンパビリオンには、門外不出と言われたカラヴァッジョの『キリストの復活』を特別に展示。この名作の来日は、4月21日に逝去された第266代ローマ教皇フランシスコが、世界平和のために「どうしても日本の大阪・関西万博で展示したい」と願ったために実現したものでした。


イタリアパビリオンにオープンしたレストランEATARYでは、毎週のように入れ替わるイタリア各州の展示に合わせて、各地の郷土料理を期間限定で提供。プーリア州と地中海地域のアンバサダーも務める人気シェフ、ペッペ・ズッロ氏も来日して腕をふるいました。


イタリア在住の執筆者がリアルな情報を発信!
イタリア各地で暮らす執筆者もたくさんいるITALINIATYには、現地で取材したエクスクルーシブな話題も集まります。インテリアとデザインの祭典『ミラノデザインウィーク』、『サン・ミニアートの丘 白トリュフ祭』など、現地で体感しないとわからない臨場感あふれるレポートをお届けしました。


アーティストや映画監督へのインタビューも実施
ITALIANITYでは、来日したアーティストや日本で活躍するイタリア人アーティスト、世界的に注目を集める映画監督へのインタビューも積極的に行ないました。
写真家でありヴァイオリニストでもあるバルバラ・ルイージ、イタリアパビリオンのテーマ曲も作曲したピアニスト アルベルト・ピッツォ、女性4人組のダンスコレクティブ パリーニ・セコンドなど、今後、ますます活躍が楽しみなアーティストたちが、ITALIANITYのためだけに質問に答えてくれました。


『美しい夏』のラウラ・ルケッティ監督の単独インタビューは、あまりにも興味深い内容だったので2回にわたって記事化。東京国際映画祭のコンペティション部門に選出された『裏か表か?』のアレッシオ・リゴ・デ・リーギ監督とマッテオ・ゾッピス監督は、みごと最優秀監督賞を受賞。ITALIANITYにとってもうれしい結果となりました。


イタリア旅行も独自の切り口で提案
イタリア専門のウェブマガジンであるITALIANITYは、初めての方が楽しめる旅はもちろん、現地のエキスパートが案内するディープなツアーやミステリアスなスポットも提案。いますぐイタリアへ行きたくなる記事を心がけました。


最長7時間30分待ちだったイタリアパビリオン
10月13日に閉幕した大阪・関西万博で、最後まで話題の中心だったイタリアパビリオン。ITALIANITYでは、9月12日のイタリアナショナルデーも取材。朝の旗振りパフォーマンスからスカラ座バレエ団による公演、名曲の数々を熱唱したイタリアオペラと、本物の芸術を届けてきたイタリアらしい特別な1日を記事としてご紹介しました。


12月はクリスマスの話題をたっぷりと
街がクリスマス気分で華やぐ12月は、ITALIANITYでもイタリアのクリスマスマーケットやプレゼント事情などを発信。日本で楽しめるイタリアゆかりのクリスマスイベントもご紹介しました。なかでも人気を集めた記事は、安藤忠雄が設計した教会で開催された『聖なる空間Ⅱ』と題されたテンペラ画家、服部州恵さんの展覧会。普段は週に1時間だけ予約制で見学できる空間に自由に入れる貴重な機会に、記事を読んで教会を訪れた人もたくさんいらしたそうです。


たくさんの場所と人を訪ね、イタリアの新しい魅力を発見し、それを読者にお届けできるよろこび。ITALIANITYは、来年も、さらに読者の皆さまに喜んでいただける情報を発信したいと考えています。取り上げてほしい話題、イタリアのこれが知りたいなど、ぜひご意見をお寄せください。
2026年も、ITALIANITYをよろしくお願いいたします。
Auguri per il nuovo anno!