イタリア映画祭2024が今年も開催されます。これは、日本未公開の最新のイタリア映画を東京と大阪で一挙上映するイベントです!
今年で24回目を迎え、毎年多くの観客が訪れるゴールデンウィークの恒例行事となっています。普段なかなか見れない、新作イタリア映画が観られるチャンスです。
東京会場では、日本初公開の新作13本と旧作1本の計14本。大阪会場では、新作7本が上映予定です。

今回は上映作品の中から、見た後元気になれるおすすめの二本を紹介します!
『まだ明日がある』
[2023/118分]原題:C'è ancora domani
監督:パオラ・コルテッレージ Paola Cortellesi
出演:パオラ・コルテッレージ、 ヴァレリオ・マスタンドレア
強く、たくましく、気のいいローマ女を演じさせたら彼女の右に出るものはいない。そんな現在のイタリアを代表するコメディエンヌ、パオラ・コルテッレージの初監督作品です。今回は、主演・脚本・監督の三役をこなしています。
あらすじ
舞台は、第二次世界大戦の敗戦直後のローマ。街は連合国軍に占領され、6月に行われる国民投票と制憲議会の選挙が目前に迫るころ。
パオラ演じる主人公のデリアは、抑圧的夫と娘と息子二人と暮らしています。そんな彼女に、謎めいた手紙が届き。
第18回ローマ映画祭のコンペティション部門で、審査員特別賞と最優秀長編作品賞の特別賞を受賞。2023年のイタリアナンバーワンヒット映画です。わたしの周りでも、ものすごく話題になった作品です。女性の連帯、未来への希望が詰まった映画。
上映時間
東京5月1日(水) 12:00~ / 5月6日(月・休) 12:50~
大阪5月19日(日) 14:00~
『別の世界』
[2024/114分]原題:Un mondo a parte
監督:リッカルド・ミラーニ Riccardo Milani
出演:アントニオ・アルバネーゼ、ヴィルジニア・ラッファエーレ
前述の作品のパオラ・コルテッレージとアントニオ・アルバネーゼのヒット作『環状線の猫のように』のリッカールド・ミラーニ監督の作品です。主演のアルバネーゼとタッグを組むのは5回目。人間の弱さ・悲しみと面白さが同居するコメディアをとる監督です。
あらすじ
大都会ローマの教師ミケーレ(アルバネーゼ)は、この生活を変えるため、アブルッツォ国立公園にある小さな村に赴任します。アブルッツォの雪深い、自然豊かな村、小さな小学校での生活に戸惑いつつも、馴染み始めるミケーレ。ところが学校では不測の事態が…?
自然の美しさと、政治に翻弄される人々の悲しみとおかしみを描いた作品です。子どもがカワイイ。
上映時間
東京5月2日(木) 10:10~/ 5月5日(日・祝) 12:40~
大阪5月19日(日) 16:35~

これ以外にも、魅力的な作品ががたくさん上映されます。話題作がこんなにすぐに見れるとは…
5月にぜひイタリア映画をスクリーンでお楽しみください。
https://www.asahi.com/italia/2024/
上映日程
東京会場: 有楽町朝日ホール
5月1日(水)〜6日(月・休)
大阪会場: ABCホール
5月18日(土)、19日(日)
オンライン
5月下旬~