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7月のイタリア人の日常。リゾートに行かない時は何をしているの?

イタリアでは新年度は9月から始まります。なので、暦の上では8月が年度末。とはいえ体感的には、7月と8月は夏休みなので、年度は6月いっぱいで終わる感じがあります。通年のイベント・お稽古事なども夏はおやすみ。

「休まずに、毎日続けることが大事」と日本式に育ったので、このイタリアの「夏は何もかも休んでバカンス」という感覚には未だに慣れません。

しかし、夏は休むのがイタリア。

日常の雑事を離れ、何もしないのがバカンス。とはいえ、海辺にいても、アイロンがけに励むイタリアマンマ多いですけどね。

会社員の夏休みは平均すると1~2週間。7月~9月始めにかけては、同僚の誰かが夏休み中という会社がほとんどです。社員がいっぺんに休み過ぎない様に調整しながら、夏休みをとるのです。

小学校は6月の始めから9月の第2週まで夏休み。働く親を持つ子ども達は、そんな長い夏休みをどうやって過ごすしているのでしょう?

多くの子供は6月の間はIl centro estivo (チェントロエスティーボ)と呼ばれる夏季学校に通います。通常の学校同様に8時半~17時をそこで過ごします。お昼ご飯もあります。

そのあとは、家族で休みの調整です。母が7月前半に1週間、父が後半に1週間。そして全員で8月に1週間と言ったように休みの都合を合わせながら夏休みを過ごすのです。

この時期のイタリアは、「日暮れが遅い」や「暑くて日中外で遊べない」と言った理由で夜になってから公園で遊ぶ親子連れもたくさん。夜中の12時くらいにジェラート屋に行列ができるなんてこともあるんですよ。

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