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トリノの楽しみ方「歴史が詰まったおすすめカフェ4選」

トリノといえばイタリア屈指の美食の宝庫

王宮を中心に女王の散歩道として作られたアーケードがぐるりと街を囲む美しい街、トリノ。

トリノの楽しみ方は何?と聞かれるとお伝えしたいことはいくつもありますが、欠かせないのは歴史遺産カフェ(バール)巡りです。
ぽかぽか温かい日に広場に面したテラス席でゆっくり頂くカプチーノとクロワッサンが私のお気に入りの過ごし方。

1700年代から続くイタリアのカフェ文化

トリノの街中に並べられたたくさんのカフェテーブルとイス

北イタリアのトリノはスイーツの発展と共にカフェ文化も発達し、バールは社交の場としてもかかせない存在になりました。
その名残から現在も街中にはカフェがたくさん。古くはなんと1700年代から続くという場所も多く、歴史を感じる美しい店内と本場のコーヒーの味を求めて世界中から観光客が訪れます。
1700年代というと日本の江戸時代あたりから創業していることになるのですから、その歴史の深さがうかがえますね。
今回は、おいしいカフェとイタリアらしいお洒落な空間に癒されるトリノのとっておきのバールをご紹介します。

お城の中で貴族のおやつ「メレンダ」体験|カフェ レアーレ ディ ジェルラ

イタリア


3時のおやつのイタリア版とも言える習慣といえば「メレンダ」。
世界遺産トリノ王宮内にあるカフェ レアーレ ディ ジェルラ(Caffè Reale)では、ロイヤルスナックとも言ばれる習慣、メレンダ・レアーレ(Merenda Reale)を楽しむことができます。
焼き菓子を甘さの絶妙なホットチョコレートに浸していただきます。
サヴォイヤ王家が実際に使用していた豪華な磁器や銀食器に囲まれた店内は、いつ訪れても心が弾みます。
王宮内で優雅な「おやつの時間」が楽しめるユニークな空間です。

カフェ レアーレ ディ ジェルラ
CAFFE’ REALE DI GERLA
Piazzetta Reale N.1, 10100 Torino

イタリア

晴れた日はテラス席で優雅な朝食を|カフェ トリノ

イタリア


1903年創業のカフェ トリノ(Caffè Torino)はトリノでも有名な老舗の一つです。
お店の面するサンカルロ広場は美しいアーケードに囲まれたひときわ上品な場所。
こちらでの定番はクロワッサンカプチーノですが、パスティッチーニいう小さなイタリアのスイーツと一緒に頂くのもおすすめです。
休日にはどこからかアコーディオン演奏が聞こえてきたりして、まるで映画のワンシーンの中にいる気分に浸ることができます。
俳優のジェームズ・ステュワートや女優ブリジット・バルドーも訪れたことがあるのだそう。


カフェ トリノ 
Caffè Torino
Piazza S. Carlo, 204, 10121 Torino

イタリア

創業1763年、250年変わらないトリノを代表する老舗カフェ「ビチェリン」|カフェ アル ビチェリン

 

イタリア


友人が「トリノ に来たら絶対に行くべきだよ」と連れて行ってくれたのがCaffè Al Bicerin(カフェ アル ビチェリン)
創業1763年、250年以上も続く老舗のカフェ。
ここで生まれたのが「ビチェリン」と呼ばれるホットチョコレート+エスプレッソ+牛乳が3層になった温かい飲み物です。
現在はトリノを代表する飲み物として、トリノのほとんどのバールで提供されています。
近年、観光名所になっているので団体旅行客の少ない平日がおすすめです。

カフェ アル ビチェリン
Caffè Al Bicerin
Piazza della Consolata 5,

コーヒーのお供に上品なサンドイッチ「トラメッジーノ」はいかが?|ムラッサーノ

イタリア

ヨーロッパの歴史遺産登録されているカフェの中で最も小さいカフェだと謳うムラッサーノ(Mulassano)
トラメッジーノ(tramezzino)と呼ばれる、食パンの耳の部分を切ったサンドイッチが発祥となったお店です。
こじんまりと小さいながら豪華な店内に入ると、陽気なバリスタのおじさまが明るく迎えてくれます。
ほんのり甘いレモン風味のアイスコーヒー、シェケラートは目の前でシェイカーを振って作ってくれる、まるでカクテルのようなお洒落なコーヒーです。

ムラッサーノ
Mulassano
Piazza Castello, 15 10123 Torino

何度も同じバールを訪れるのもおすすめ

中世から創業当時のままの姿で営業するバールにはそれぞれの魅力があり、行くたびに新しい発見があります。
社交の場としても栄えたバール、その小さな空間で生まれる何気ない会話や出会いもイタリアのバールの醍醐味の一つです。
時間に余裕のある方は、ぜひ2度、3度と同じバールへ戻ってみてください。
昨日話したバリスタと今日は友達に、明日はあなたの「いつもの」飲み物を覚えてくれているかもしれませんよ。

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