イタリアの街では当たり前で、日本ではあまり見かけないもの、それが路上駐車。
イタリアでは「車庫証明」をとってから車を購入するというルールがありません。高価な車やバイクはもちろんガレージに停めますが、都市に生活する人の多くは自家用車を路上に駐車をしています。
なので、狭いところに停める技術を身につけなくてはイタリアでの車生活は難しいです。
駐車にもたついていると、ありとあらゆる罵詈雑言を投げつけられる・・・なんてこともあります。「縦列駐車のできないものは去れ」です。
都市部では、駐車場所は線の色によってルールが定められています。
Strisce bianche(白線)
-白線内は無料の駐車スペース。ただし、場所によって時間による制限があるので注意
Strisce blu(青線)
-青線内は有料の駐車スペース。
車を停めたら速やかに、パーキングの料金を払います。利用する時間分の料金を機械にいれると、駐車券が発券されるので、それをダッシュボード上の外から見えるところに置きます。
この駐車料金は検査員が毎日町中を歩いて、車のダッシュボードの上を一台一台確認しているので、駐車券がなかった場合は即罰金です。
駐車料金は時間によって変動します。日曜日や19時以降は無料の場所もあります。
駐車料金以上の時間停めておくと、罰金になります。
Strisce gialle(黄線)
-黄線内は特定の方のための専用スペースです。ハンディキャップのある方、バスなどの公共交通機関、特定の仕事の車が駐車できます。
駐車には許可が必要で、無許可で駐車すると罰金です。
「運転が楽しいところです」とは簡単に言えないイタリアですが、縦列駐車に自身のある方はぜひ挑戦を!
街中は難易度が高いですが、郊外はもうちょっと運転しやすいですよ。