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緑の宝石を味わい尽くす! 日本に初上陸した「ピスタチオまつり」

2024年11月1日(金)~4日(月・祝)、新宿サザンテラスで開催された「ピスタチオまつり」。最高品質のシチリア産ピスタチオをふんだんに使ったスイーツやグルメが集結し、ピスタチオ好きにはたまらないイベントとなりました。その様子をレポートします。

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シチリア・ブロンテ産ピスタチオとは?

近年、コンビニやスーパーでも気軽に楽しめるようになり、日本でもすっかりおなじみとなったピスタチオ。

「ピスタチオの産地といえばシチリア!」というのは、イタリアファンの間ではお馴染みのよう。しかし、高級品とされるシチリア・ブロンテ産ピスタチオは、日本で流通するピスタチオ全体の約1パーセントに過ぎません。


「ピスタチオまつり(Sagra del Pistacchio)」は、そんな貴重なシチリア産ピスタチオを贅沢に使用したスイーツやグルメを味わえる、またとない機会です。


「ピスタチオがコンビニスイーツなどで手軽に味わえるようになったのは嬉しいことですが、これがピスタチオの味だとすべてだと思われてしまうのは寂しいですね」と主催者のヒキノトオルさん。「日本ではシチリア産のピスタチオを食べられる機会は多くありません。だからこそ、日本のピスタチオファンに本当の味わいを伝えたいと思い、このイベントを開催しました」


この「ピスタチオ祭り」は現地シチリアでは定番のイベント。

昨年はじめて現地の会場を訪れたヒキノさんは、激しく衝撃を受けたそうです。

見渡す限りピスタチオの露店! 各農家や店舗が創意工夫を凝らしたご当地スイーツやペーストの数々に心打たれ、今回のイベントが実現しました。

関連記事:甘党男子もイチ推し! 高級シチリア産ピスタチオの世界


ピスタチオペーストぎっしり! イタリア定番スイーツ「カンノーリ」

会場は新宿サザンテラス。イベント開始早々、ピスタチオファンが続々と来場し、食券を手にお気に入りの店舗を巡ります


どの店舗も魅力的で目移りしてしまいますが、まずはイタリア定番のワンハンドスイーツ、カンノーリをいただくことに。


MAISON ICHI(メゾン・イチ)のカンノーリは、外側のさくっとしたパイ生地の中に、リコッタチーズを混ぜ込んだ濃厚な味わいのピスタチオペーストがたっぷり詰まっています。

深みのある味わいながら、くどくない甘さなので、何個でも食べられそうです。


代官山に本店を持つ「メゾン・イチ」は都内や横浜、西日本にも展開しており、同店の目玉商品である「いちじくピスタチオ」のハードパンは各店舗でも楽しめます



ピスタチオの意外な組み合わせ!「ピスタチオコーヒー」

つづいていただいたのはピスタチオコーヒー。イタリア人はエスプレッソに砂糖を加えてじゃりじゃりした食感ごと楽しむことが多いですが、砂糖の代わりにピスタチオペーストを入れるのがシチリア流。イタリア人でも知る人ぞ知る超ローカルな飲み方なのだそう。


大阪からキッチンカーで駆けつけた「R・J COFFEE ROASTERS」は、自家焙煎のスペシャルティコーヒーが自慢のお店。


グルテンフリーの”食べられるカップ”で提供される「エコプレッソ」をいただきました。香り豊かなエスプレッソ、甘みのあるピスタチオに、ザクザク食べられるカップと、3度楽しめるユニークなコーヒーです。

本イベント限定のメニューは、日本人の好みに合わせて試行錯誤した末に誕生したそう。


エスプレッソを広めたいという一心から開発されたエコプレッソには、イタリアへの熱い愛が込められています。



ピスタチオスイーツの豊かなバリエーションを楽しむ

パティシエのこだわりが光るピスタチオスイーツも多彩に揃いました。


「Licorice」のガトー・ヴェールヴェールは、展覧会「モネ&フレンズ アライブ」のコラボレーションメニューとして好評を博したケーキ。美食家モネの手記に基づき、ピスタチオとほうれん草で再現した一品です。


美しい緑色のケーキには砕いたピスタチオが散りばめられ、モネの絵画のような光の表現のよう。ピスタチオクリームのテクスチャと、散りばめられたピスタチオの食感が楽しい一品です。



イタリアファンにもたまらない、日本版フェスティバルでした

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ピスタチオ好きはもちろん、イタリアファンも楽しめる本イベント。シチリアの味を満喫し、まるで現地を旅したような気分を味わえました。


イベント会場へ足を運べなかった読者のみなさんには、ヒキノトオルさんがプロデュースするピスタチオスイーツブランド「MAX PISTACHIO」もおすすめですよ!